【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

「COLOR CROW」は男達の「戦い」と「生きる意味」「絆」をテーマに、【舞台】【映画】【書籍】等を連動した、メディアミックスプロジェクト。
2022年3月にシアターサンモールにて舞台第1弾「蒼霧之翼」を上演、9月23日(祝・金)からは映画「緋彩之翼」が公開され、秋には「原作小説」の発売を予定。
そして10月20日(木)から新宿・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて、舞台第2弾「神緑之翼」が上演されます。
舞台ならではの臨場感やアクション、小説ならではの密な描写と、映画ならではのリアルな迫力という、それぞれのメディアで楽しめる、それが「COLOR CROW」シリーズです。

この度、舞台・映画共通で『クロウ』を演じ、本作でバディを組む羅生聖護 役:日向野祥さん、蒼田三月 役:阿部快征さんにインタビューを実施。
初演・映画撮影を振り返っての感想や、ふたりの関係性についてなど語っていただきました。

最後に直筆サイン入りチェキのプレゼントも♪

羅生聖護 役:日向野祥さん×蒼田三月 役:阿部快征さん

【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

左から:阿部快征さん、日向野祥さん

初演を振り返っての感想をお聞かせください。

阿部:3月に上演した舞台「蒼霧之翼」では、僕がまだクロウになる前の話をやらせていただきました。他のみんなはもう既にクロウとして生きていて、三月だけが所謂前日譚のようなものを舞台で描かれていて、その姿を皆さんにしっかりと提示できたかなと思います。なので、今作の三月にもまた感情移入していだけるような初演になったと感じています。

日向野:初演のタイミングで映画「緋彩之翼」の撮影もしていましたし、舞台の稽古も並行してやっていました。なので、舞台をやる頃にはもうチームワークも結構出来上がっていたなと、凄く感じていました。完全オリジナル作品の一番最初っていうのは、お客さんも初めてなので、本当に出だしが大事なんですよね。しかもシリーズとして続けていこうっていうことなので、COLOR CROWの世界をしっかり魅せれるかなっていうのは、スタッフ含め、僕らキャスト陣も挑戦となる初演でした。
COLOR CROWはパワーがあって若い役者がいっぱい居て、勢いとかを重要視した作品なので、そうした部分を初演の時にしっかり出せたなと。その熱量が皆さんに届いて、初演から映画、そして今作へと繋がったと感じています。

映画の撮影の方が先だったんですね。舞台の初演では役作りも結構深くやられたんですか?

阿部:そうですね。映画と舞台をどうフィックスさせるかっていうのを、稽古場でも凄く議論しました。映画ではこういう感じで喋っていたけど、舞台ではもっと熱量を上げて喋ろうとか、生で伝えるからこそ、一人一人のクロウの色をしっかりお客さんに届けられるようにしたいねと話し合ったりしました。

日向野:映画と舞台とでは脚本を担当している方が違うので、書く人が変わるとキャラクター設定なども少し変わってきて、整合性をどう取っていこうかという話し合いをしました。映画を先に撮ってからの舞台だったので、映画ではこういう役作りをしたから、舞台版でも同じようにしようなど、本当に0からみんなで作っていきました。大変なところもあったけど、逆にこれで良かったかなと。
普通、舞台の稽古は初めての人達が出会って一か月稽古をして、そして小屋入りしてからぐっと仲が深まることが多いんですよ。でもカラクロは映画を先に撮っていたお陰で、舞台稽古の初日には男子校じゃないですけど、そんな仲の良さが既に出来ているような空気感になっていました。なので、セッションもしやすかったので良かったです。
【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

映画と舞台が連動しているということで、今作は映画の続編になるんですよね。

日向野:そうなんですよね。出演している僕らからすると、先に映画を撮っていたので映画⇒初演⇒今作みたいな感覚に陥りやすいんですけど、今作は映画からの続編になります。普通だったら前作の舞台からの続きっていう気持ちで臨みますが、前前回の続編みたいな、ちょっと不思議な感覚になります。細かい部分まで伏線を張ってあるんですけど、今回で全て回収するわけではなく、その都度、新しいストーリーで少しずつ回収していくので、そこを楽しんでほしいです。

阿部:シリーズもので続編という形にはなるんですが、ご時世的に観劇が難しくて今作から観るよっていう方でも、絶対に楽しめるようになっています。全部観てくださっている方は、登場人物一人一人の魅力をもっと掘り下げて、観る度に「おぉ!」って思っていただけるところが必ずあるので、是非観ていただけたら嬉しいです。
映画の続編にはなりますが、舞台『神緑之翼』を観てから映画『緋彩之翼』っていう、逆パターンで観ていただいても良いですしね。

日向野:映像の良さはリアルタイムで観れなくても、ずっと後世に残るものなので、10年後とかでも色褪せないカラクロの世界を楽しんでいただきたいですね。

今作では日向野さん演じる羅生聖護と、阿部さん演じる蒼田三月のバディを中心に物語が描かれます。ふたりの関係はどのように理解してますか?

阿部:僕は日向野のことを兄貴のように感じていて、そこが役とすごく似ているなと。クロウは4人なんですが、その中でも聖護は兄貴分的な存在で、みんなをまとめてくれます。すごく大人な役で、身体を動かすというよりは、頭を使って効率的に動くイメージがあります。

日向野:僕も蒼田三月はちょっと快征に近いところがあるなと感じています。この作品のキャラクターたちは当て書きみたいな部分もあるんじゃないかな。役者に似ている部分があって、それで演じる僕らも自然と役にも寄っていけると思っています。完全に役に自分が染まるのか、自分に役を寄せるのかっていう、お芝居にはいろんなパターンがあると思うんですが、その中でこの4人ってバランスよく自分側に引っ張る力がある役者だと感じています。
三月=快征じゃないですけど、イメージが割とそのままで。僕だったらちょっとお兄さんぽくてまとめ役みたいな感じで、三月は若さゆえのパワーみたいなものが凄く出ている役だと思っています。今作は僕らバディが中心なので、お互い頑張っていきたいですね。
【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

おふたりは共演歴も長いので、既に息ピッタリなのでは?

阿部:そうですね、最近は一緒に居ることが多くなったので、バディと言うよりはパートナーみたいな感じですね。稽古も一緒だったので、彼のカフェラテにどれくらいガムシロップを入れたら「美味しい」って言うかが分かるようになりました。

日向野:最近はもう、僕のマネージャーみたいになってきましたね(笑)。

阿部:昨日はこんな感じだったから、今日は半分の量かなってね。

日向野:毎日違うお店の買ってきてくれるんですよ。

阿部:お互いの好みが分かるようになってきました。

日向野:普段から仲良かったり、共演歴が長くなってきたりすると個性も分かってくるので、共演する時も癖とか分かってやりやすいですね。快征とはずっとシリーズもので長く一緒にやってきて、苦楽を共にしてきた仲なので。

阿部:長いもんね。これまで一緒にやってきた現場で、お酒を飲む人がそんなにいなくて。僕はわりと飲める方なので、飲むのが好きな日向野によく誘われて飲みに行きましたね。で、レモンサワーを飲まされて「美味いっすね」って言ったら「お、分かるか?」って日向野に言われて話が合って。レモンサワーが繋いでくれた仲って感じですね!

日向野:これ何の話?(笑)
【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

お互い尊敬しているところはありますか?

阿部:面倒見のいいところです。自分で言うのもなんですが、僕って少し癖がある子なので(笑)。ふざけたがりなので、ずっと喋っちゃうんですよ。そういうのを面倒くさがらずに最後まで付き合ってくれたり、対応してくれるところが有難いなって。僕が悩んだり困っている時に相談にのってくれたり気にかけてくれて、そんなところを尊敬しています。

日向野:快征は周りをすごく見れる人なんです。目がいっぱい付いているような、場の空気を読んだりすることが出来て、彼なりに一生懸命やっていて、人柄が出ているなと感じます。ただ、やっぱり若さゆえに暴走しちゃう部分もありますが、そうした部分も含めて良さだと思っています。

2.5次元舞台に出演されることが多い中、原作がある役を演じる時とオリジナル作品の役を演じる時とで、役作りでそれぞれ意識していることはありますか?

阿部:2.5次元を演じる時は、そのキャラクターにお客さんが何を求めているかを考えて役作りをします。キャラクターのこういう動きが見たいとか、可愛らしさを求めているのであればそういう役作りをしますし、お客さんが持っているイメージを壊さないように、どんな姿を見たいのかをすごく考えてやっています。
逆にストレート作品では、阿部快征が作る役はこうだよって、お客さんに提示するような感じで作ります。
この作品では、COLOR CROWという名前の通りそれぞれに色があるので、他の3人とは被らないようなキャラクター作りを意識しました。学くんは熱血で、日向野は兄貴っぽくて、銀河ちゃんは見た目は可愛いけど強いみたいなキャラクターだったので、僕はイメージカラーが青というのもあり、クール系を意識して役作りました。

日向野:2.5次元作品は原作があってこそなので、キャラクターの個性を掴めるまで原作を読んだり観たりします。キャラクターに自分を寄せなきゃいけない、役の答えがもう既にある中、自分らしさというものを入れることがすごく難しいんですよ。キャラクターが確立されているので、それを正直にやってしまうとモノマネになってしまう。演じるというのはそれとは違っていて、真似ているだけというのも、逆に愛情を込めて演じているかどうかも、お客さんには伝わってしまうと思っています。なのでただの真似にならないよう、如何に愛情と個性を入れられるかのバランスを大切にしてやっています。
ストレートの場合は、台本を読んで演じる役の情報を取り入れつつ、自分らしさも入れながら芝居を作るようにしています。役作りに関しては、そんな感じで分けていますね。
カラクロでは、プロデューサーの方に一番最初にとにかく熱量を出してほしいとすごく言われていたので、作品としても熱量をテーマに掲げていたのもあり、そこを大事にしました。舞台は特にそういった熱量やエネルギーっていうのはお客さんに伝わりやすいので、迫力や汗をかきながら叫んで戦ってとか、そうした部分がすごく求められている作品だと思っています。

最後に、本作を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

阿部:今作『神緑之翼』では、日向野とバディということで2人でお芝居を作っていきますが、見ていて気持ちのいい舞台を作ろうと思っています。爽快感や熱量を大切に作っていきますので、観に来てくださったお客さんに元気になってもらえたら嬉しいです。

日向野:舞台版では2作目ということで、2作目なりのプレッシャーもあります。前回を超えたいという気持ちもやっぱりありますし、また0からカラクロを作るぞっていうくらいの感覚で挑ませていただきます。楽しみにしていてください。
【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

【インタビュー】舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』羅生聖護 役:日向野祥さん&蒼田三月 役:阿部快征さん

今回インタビューをさせていただいた、日向野祥さん&阿部快征さんの直筆サイン入りチェキを抽選で3名様にプレゼント!
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※仕様上2.5newsのTwitterのアカウントをフォローして頂かない場合はDMが送れませんのでご注意ください。
※DM送信後は48時間以内にご連絡が無い場合、当選は無効といたします。

公演概要

舞台「COLOR CROW -神緑之翼-」【公演名】舞台「COLOR CROW -神緑之翼-」(からーくろう しんりょくのつばさ)

【企画・主催】COLOR CROW 製作委員会(Ask、サンライズプロモーション東京、Frontier Works Inc.)

【出演】日向野祥 阿部快征 高本学 設楽銀河
山田ジェームス武 五十嵐啓輔 遊馬晃祐 湯浅雅恭 杉江優篤 村上幸平 内田裕也 他

【会場】紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
(東京都渋谷区千駄ヶ谷 5-24-2 タカシマヤタイムズスクエア南館 7F)
【公演日程】2022 年 10 月 20 日(木)~ 10 月 25 日(火)

【スタッフ】原作:中原裕也/脚本: 天道満彦(STAR☆JACKS)/演出:小谷嘉一

【チケット】一般発売:2022 年 9 月 24 日(土)10:00 ~
特典付き 12,000 円(税込)【特典:小冊子他】/全席指定 8,800 円(税込)

【あらすじ】
西暦 2045 年 日本
国家機密機関・国家特別防衛課(トクボウ)では、COLOR CROW たちが巨大社会主義国家・東亜共和国連邦(東連)による更なる攻撃に備え、日々訓練に勤しんでいた。そこに、司令官の椿泰親(内田裕也)がトクボウの戦力補強をすべく、新しい候補生・白瀬礼音(遊馬晃祐)を連れてくる。

そんな中、東連に不穏な動きが。日本政府が水面化で進めていた、南鳥島(別名:マーカス)での「レアメタル採掘事業」を乗っ取ろうとしていたのだ。その動きを察知したトクボウは東連の陰謀を阻止すべく、羅生聖護(日向野祥)と蒼田三月(阿部快征)の 2 人をマーカスに向かわせる。

その直後、白夜会に潜入していたトクボウのスパイ・百地洸(小谷嘉一)が敵の手に堕ちたとの情報が。それを知ったクロウの一人・阿佐美煉(高本学)は無断で百地救出に向かってしまう。煉のバディである乃木杏莉(設楽銀河)は煉を連れ戻しに行かせて欲しいと椿に懇願する。

一方、トクボウを敵視する秘密組織・Dolce 財団の大迫由紀夫(村上幸平)は、部下の福丸環(杉江優篤)と、新しく雇った傭兵・黒石小虎に、東連とトクボウが争っている隙に白夜会を潰すよう命令をする。だが、実はこの黒石は、東連の刺客・笑虎(山田ジェームス武)であった。

マーカスに上陸した聖護たちは、東連の諜報部『SPIX』の隊長・舞龍(五十嵐啓輔) から、死んだはずの聖護の弟・研護が東連で生きていると聞かされる。動揺する聖護と、困惑する三月。
果たして、2 人はマーカスを守りきり、無事に帰還することができるのか。
「―どんな絶望からも、お前を救うと決めたんだー」

公式HP:www.colorcrow.net
公式Twitter:@colorcrow_p
公式Instagram:@colorcrow_p

©︎中原裕也・Ask ©︎2022COLOR CROW 製作委員会

映画概要

映画「COLOR CROW -緋彩之翼-」【映画タイトル】映画「COLOR CROW-緋彩之翼-」
【映画公開】2022 年 9 月 23 日(祝・金)シネ・リーブル池袋 他 全国順次公開。
【監督・脚本・撮影・編集】 ヨリコ ジュン

【出演者】
高本学 設楽銀河 日向野祥 阿部快征
近藤頌利 健人 湯浅雅恭 杉江優篤 小谷嘉一 小笠原健
村上幸平 内田裕也 / 渡辺裕之 他

【原作】中原裕也「COLOR CROW」
【製作】Ask サンライズプロモーション東京 Frontier Works Inc
【主題歌】「闇羽黝兒狂(ヤミハネクロニクル)」
【作詞:ヨリコ ジュン 作曲:楠瀬拓哉 編曲:三輪達宏 唄:馬渕由妃】
【製作プロダクション・配給】Ask
【配給・宣伝協力】トリプルアップ
【予告編 URL】https://www.youtube.com/watch?v=tdKE2ea2-CI

【あらすじ】
絶望の先に見える未来は、どんな色ですか?

西暦 2045 年。世界は第三次世界大戦を終え、この大戦で最も勢力を伸ばした『東亜共和国連邦』は更なる国家拡大を目論んでいた。それに対抗すべく創立された日本の機密機関『国家特別防衛課=トクボウ』の隊員(=クロウ)の一人である、阿佐美煉(高本学)は、過去に妹を目の前で殺されたトラウマに今もなお、うなされる日々を送っていた。そんなある日、司令官である椿泰親(内田裕也)からある任務を言い渡される。その内容は、ある組織に拉致された日本の友好国・トルジ共和国のニケ王子(近藤頌利)の救出。煉のバディである乃木杏莉(設楽銀河)、王子の側近のスカイ(健人)と共に救出に向かう煉は、王子が捕らえられている Dolce の研究所に辿り着くが、そこに現れた敵の最新兵器【ハイパーサイボーグ・バグ】の攻撃によって洗脳されてしまう。Dolce の代表である大迫由紀夫(村上幸平)と秘書の福丸環(杉江優篤)の作戦によって味方と敵の区別もつかなくなってしまった煉は、味方である杏莉と対峙することに。一方、トクボウの秘密基地・NEST では、トクボウに入ったばかりの蒼田三月(阿部快征)がもう一人のクロウ、羅生聖護(日向野祥)と共に COLOR CROW になるための最終試験に向けて訓練をしつつ、煉たちの任務の後方支援をしていたが……。

果たして彼らは無事にニケ王子を救うことが出来るのか? 東亜共和国連邦の思惑とクロウたちの過去が複雑に絡み合うアクションストーリー。

©中原裕也・Ask ©2022 映画 COLOR CROW 緋彩之翼製作委員会

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