【レポート】音楽劇「黒と白-purgatorium- ad libitum」<C:不和×調和編><D:嫉妬×寛容編>ゲネプロレポートをお届け!
【C:不和×調和編】
【C:不和×調和編】では、不和・プルフラス(演:阿部快征)、調和・カシエル(演:堀田竜成)、そして堕落・フォルネウス(演:田中晃平)を中心に物語が展開される。
今作では、ルシフェルとミカエルの黒白天使たちはストーリーテラーとして、彼らの物語を見守る。
舞台は1880年の日本。
御法川(みのりかわ)総合病院では、兄の冴月(プルフラス)と、弟の風月(カシエル)、どちらが病院の跡継ぎになるか、入院患者たちの間で話題になっていた。冴月が院長になり、風月が副院長になれば病院も安泰だと言う患者に、自分は院長になれる器ではないと言葉を返す冴月。それを気まずそうに風月が見ていた。
2人は、自分たちが血の繋がった兄弟ではないことを知っていたのだ。それを知ったのは母が亡くなった日。嘆く父の口から、うっかりこぼれた重大な秘密だった。
冴月は、血の繋がりがないのは自分であると、なんとなく察している様子だった。
ある日、ヤクザ同士の争いで腹部を刺され、大怪我を負った鬼束怪斗(フォルネウス)が病院に駆け込んで来る。
無事に一命を取り留め、入院することになった怪斗。兄弟が居るという彼と話をするうちに、跡継ぎ問題で人生に迷っていた御法川兄弟の心が晴れていく。
そして怪斗との出会いをきっかけに大騒動に巻き込まれ、御法川兄弟は衝撃的な事実を知ることに…?!
御法川総合病院で起こる、誰もが明るく前向きになれるコメディー!
【C:不和×調和編 主題歌】「Do it tomorrow」
(歌唱:阿部快征×堀田竜成×田中晃平)
どんな事があっても、前向きに進もうとする冴月、風月、怪斗。そんな彼らの明るい笑顔とダンスを見れば、明日から頑張ろうという気持ちになれる。
【D:嫉妬×寛容編】
【D:嫉妬×寛容編】では、嫉妬・レヴィアタン(演:須賀京介)、寛容・ガブリエル(演:千葉瑞己)、そして破滅・アバドン(演:吉田知央)を中心に物語が展開される。
舞台は2010年、カルフォルニア州・シリコンバレー。
幼馴染のフェル(レヴィアタン)、ルーカス(ガブリエル)、イーサン(アバドン)の3人は、共に会社を立ち上げ、次世代型ソーシャルVRの開発をしていた。
若く才能溢れる青年たち。長年の夢を叶えるべく、日々開発に取り組んでいた。
幼馴染だから心をひとつに一致団結…ともいかず、天才プログラマーであるイーサンと、フェルは、意見が衝突することが多かった。そんな2人の仲を取り持つのは、いつもルーカスだった。
開発はなかなか思うように進まなかった。それだけではなく、フェルとイーサンの関係も険悪になり、3人の気持ちはバラバラになってしまう。
また昔みたいに仲良く、3人で夢を叶えたい。ルーカスは諦めなかった。
そして何かを思いついた様子で、プログラムに“ある仕掛け”をする―――。
成長し大人になるにつれて、それぞれ考え方や価値観も変わっていく。
幼馴染とはいえ、昔と変わらずにいることは難しい。それでも、お互いの考えを受け入れ、少しずつでも歩み寄れたら…。
“ある仕掛け”は、フェル、ルーカス、イーサン、3人の想いをひとつに、絆を確かなものにしてくれる。
【D:嫉妬×寛容編 主題歌】「Error」
(歌唱:須賀京介×千葉瑞己×吉田知央)
夢を実現しようとする中、多くの困難に直面してきたフェル、ルーカス、イーサン。それを乗り越えて来た、彼らの物語が詰まっている。
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