【レポート】帝国劇場に全キャスト集結!ミュージカル『レ・ミゼラブル』製作発表会見の様子をお届け!
原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説。
原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなく注ぎ込んだ、ミュージカル『レ・ミゼラブル』は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年に帝国劇場で初演を迎え、30有余年(通算上演回数3,459回)上演されてきたミュージカル界の金字塔。
日本人キャストによるミュージカル『レ・ミゼラブル』は、2024年12月からの帝劇クロージング公演を含む日本全国6大都市ツアー公演が2025年6月まで上演されます。
本作の製作会見が10月16日(水)に実施され、帝国劇場に全キャスト、総勢84名が集結。
歌唱披露では「独白」「夢やぶれて」「民衆の歌」「オン・マイ・オウン」「ワン・デイ・モア」が歌い上げられました。
キャストコメント
ジャン・バルジャン役:吉原光夫
『レ・ミゼラブル』は好きな作品ですが、やる度に怖くて辛くて苦しくて。それを14年やる。それくらい自分の人生とこの作品は密接なんだなと。この劇場にはいろんな人のいろんな想いがありますが、今回はその想いと一緒に楽しく終えられたらと思います。
ジャン・バルジャン役:佐藤隆紀
3回目の出演となります。出演する度に、自分を成長させてくれる作品だなと、ありがたく感じております。前回は中止になってしまった公演もありましたので、今回は地方を大阪、福岡、長野、北海道、群馬とまわっていきますので、前回ご覧になれなかった方や初めてご覧になる方に、アツい公演をお届けしていきたいと思います。そして、今回は帝国劇場のクロージング公演ということで、スペシャルでメモリアルなステージに立てることを本当に誇りに思います。それ以上に、お客様の人生にとってメモリアルな公演だったと思っていただけるよう、一公演一公演、魂を込めてお届けしていきたいです。
ジャン・バルジャン役:飯田洋輔
歌稽古を進めるにあたり、先輩方の背中や初出演の仲間の声を聞き、真っ直ぐ作品に向き合っている姿を目の当たりにして、身の引き締まる思いです。これから半年以上、0からジャン・バルジャンと向き合っていきたいと改めて思いました。この役とのご縁をいただいて、作品を信じて自分らしいジャン・バルジャンを演じていきたいです。
ジャベール役:伊礼彼方
3年ぶり3度目の出演で、ここ2年は派手なポップスの世界にいました。そして久々に『レ・ミゼラブル』の歌稽古に参加したら、声帯や筋肉がまるで通用しないような、全く違う使い方をしてきたんだなということに気付きました。いろんなミュージカルがある中で『レ・ミゼラブル』や『ミス・サイゴン』というのは異次元で特別な作品だと思っています。ジャベールはどしっとした軸が必要なので、3年前の稽古を思い出して、また新しいジャベールを皆様におみせできるよう頑張ります。
ジャベール役:小野田龍之介
前回の公演まではアンジョルラスを務めさせていただいて、やればやるほどこの作品に圧倒されていました。偉大な作品に、ジャベールというこれまで取り組んだものとは全く違う角度からこの物語に身を委ねることができて、非常に興奮しているのと同時に身が引き締まる思いです。丁寧に作っていきたいです。
ジャベール役:石井一彰
16年ぶりにこの作品にもう一度立つことができて、とても光栄に思っております。素晴らしいキャストの皆様、スタッフ、お客様のために、誠実にジャベールを演じていきたいと思います。
ファンテーヌ役:昆夏美
この作品にはエポニーヌ役で出演させていただいていたので、こうしてファンテーヌ役として自己紹介するのがまだ不思議な気持ちと、感慨深い気持ちがあります。ひとつの作品に違う役で出演するのが初めてなので、どんなふうになるのかワクワクしていますし、大好きな『レ・ミゼラブル』で経験できることを嬉しく思います。三人で一緒にファンテーヌを作っていきたいです。
ファンテーヌ役:生田絵梨花
コゼット、エポニーヌに続いて、ファンテーヌを演じさせていただきます。初めて帝劇に立ったのがコゼットの時で、今回はクロージング公演ということなので、ファンテーヌとしてしっかり踏みしめていきたいと思います。
ファンテーヌ役:木下晴香
私は『レ・ミゼラブル』初参加で、いつか携われるようにと頑張ってきたので今回こうしてご縁がありとても嬉しく思います。合格のご連絡をいただいた時、自分はこんなにも『レ・ミゼラブル』の世界に生きていたかったということを、改めて強く感じました。ファンテーヌの壮絶な人生に覚悟を持って挑んでいきたいと思います。
エポニーヌ役:屋比久知奈
3度目の『レ・ミゼラブル』となります。1度目は本当に必死で、2度目はそれを経て自分に何ができるのかを考えながら臨みました。今回は、初心に戻ってまっさらな状態でエポニーヌに向き合えたらなと思っています。新しいエポニーヌのお二人に刺激を貰いながら、精一杯生きたいです。
エポニーヌ役:清水美依紗
初参加なので本当にドキドキしておりますが、長い歴史のある作品に関わることができて、すごく嬉しいです。精一杯演じさせていただきます。
エポニーヌ役:ルミーナ
現・帝国劇場最後に、この大好きな作品にエポニーヌとして出演できること、素敵な先輩方とご一緒できること、光栄に思っています。最後まで頑張りたいと思います、よろしくお願いします。
マリウス役:三浦宏規
僕は3度目の出演となります。最初の出演の時は、当時は10代でお兄さんたちに必死について行っていたのですが、気付けば僕が一番上になり、お兄さんになってしましました。先輩方に教えていただいた時のように、僕も教えてあげられたらなと思いますが、僕もお二人から学ばさせていただきながら、三人でマリウスという役を作って、現・帝国劇場最後の『レ・ミゼラブル』をしっかり務めたいなと思います。
マリウス役:山田健登
この作品に出演できることに感謝して、謙虚に誠実に向き合っていきたいと思います。最後まで応援のほどよろしくお願いします。
マリウス役:中桐聖弥
こうして『レ・ミゼラブル』という素晴らしい作品に立てること、すごく幸せに思っております。先輩方や仲間たちと一緒に稽古に励んでいます。まだまだ不安なこともありますが、どんどん挑戦して、中桐聖弥らしいマリウスを演じれたらと思います。
コゼット役:加藤梨里香
今回、2度目のコゼット役への挑戦となります。約3年ぶりにお稽古をやってみて、改めて一番緊張する作品だなと実感しました。また一からコゼットと向き合って、そしてコゼット役のお二人とも手を取り合い、支え合いながらコゼットを精一杯務めたいと思います。
コゼット役:敷村珠夕
前回に引き続き、コゼットとしてまた『レ・ミゼラブル』の世界に生きられること、本当に嬉しいです。この歴史ある素晴らしい作品の一部となれるよう、しっかりお稽古をやらせていただきます。どうぞよろしくお願いします。
コゼット役:水江萌々子
今回がミュージカル初出演となるので、すごく緊張しています。稽古を重ねる中で、コゼットは本当に愛に溢れた女性だと感じました。私自身、ここに至るまで沢山の方に愛を頂いたので、その愛を糧に作品の中でコゼットとして生きていければと思っています。
テナルディエ役:駒田一
帝国劇場にはいろいろ経験させてもらい、成長させていただきました。過去にもいろんな方がテナルディエを演じている中、2003年から今回もこうしてやらせていただきます。今日みんなの歌声を聴いて、涙が出てきましたし、素敵な作品なんだなと。この作品はキャストだけで80人、スタッフも入れると100人以上のカンパニーなので、最後まで怪我や事故のないようにしたいです。皆様の応援があっての作品なので、最後まで応援をしていただいて、一緒に盛り上げていきたいです。
テナルディエ役:斎藤司
気付けば3回目の出演で、自分の環境や状況によって、作品の受け止め方や感じ方が変わってくるなと感じています。私の下にも二人の後輩がいて、指導していかなければならない。そう思い今回パワーアップしまして、横隔膜を4枚ほど増やしました。非常にパワフルな声量で立ち向かいたいと思います。
テナルディエ役:六角精児
僕は2回目の出演で、前回はいろいろな事情でなかなかステージを踏むことが出来ませんでした。個人的にもお客さんにも記憶に残るような舞台にしたい。そんな思いで斎藤さんについて行きたいと思っております。
テナルディエ役:染谷洸太
2017年、2019年とアンサンブルで出演させていただいて以来、こうしてまた作品に戻ってこれたことを嬉しく思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。テナルディエという役は、僕が20代の頃からいつか演じたいと思っていました。今回初挑戦になりますが、この役と、この夫婦と向き合い続けてきた尊敬する先輩方からたくさん学ばさせていただきながら、自分らしく楽しみながら役を全うしたいです。そして、斎藤さんについて行きたいと思います。
マダム・テナルディエ役:森公美子
1997年より、同じ役を27年間やらせていただいております。私は前回が引退だと思ってウルウルしながらやっていたのですが、また(オーディションに)受かってしましました(笑)。肉体的にはこれが最後かなと思っているので、最後まで精一杯マダム・テナルディエを生きていきたいです。
マダム・テナルディエ役:樹里咲穂
前回に引き続き、2回目となります。大先輩の背中を見ながら、前回よりも欲深さを増大させ、精一杯頑張りたいと思います。
マダム・テナルディエ役:谷口ゆうな
2011年から出演させていただき、2013年からこの役をやらせていただいております。10年以上この作品に関わらさせていただいており、この作品と共に歳を重ねていることをすごく幸せに思っています。また、そんな体験が出来るのもこの作品だけなので、今年も大事に役を務めたいです。
アンジョルラス役:木内健人
僕自身、2回目の『レ・ミゼラブル』です。前回はコロナ禍ということもあり、本来の稽古スタイルとは違っていたり、公演も一部中止になったりもして、楽しみにしていてくださったお客様に悲しい思いをさせてしまい、悔しい気持ちでいっぱいでした。今年はみんなが健康で、全公演を全うして、劇場に来てくださるお客様に楽しんでいただけるよう頑張ります。
アンジョルラス役:小林唯
現・帝国劇場最後の『レ・ミゼラブル』ですが、僕にとっては初めての帝国劇場で初めての『レ・ミゼラブル』です。このような記念すべき公演にアンジョルラス役として参加できること、心から誇りに思います。精一杯頑張ります。
アンジョルラス役:岩橋大
前回に引き続き、また『レ・ミゼラブル』に参加させていただけること、そして今の帝国劇場最後の公演に出演できることを嬉しく、誇りに思います。アンジョルラス役とアンサンブルも兼任させていただくので、未知数な部分もありますが、自分にできることを最大限にやって、楽しんでやりたいと思います。
公演概要
<キャスト>★初出演 ☆役替わり出演
ジャン・バルジャン:吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔★
ジャベール:伊礼彼方、小野田龍之介☆、石井一彰☆
ファンテーヌ:昆夏美☆、生田絵梨花☆、木下晴香★
エポニーヌ:屋比久知奈、清水美依紗★、ルミーナ★
マリウス:三浦宏規、山田健登★、中桐聖弥★
コゼット:加藤梨里香、敷村珠夕、水江萌々子★
テナルディエ:駒田一、斎藤司、六角精児、染谷洸太☆
マダム・テナルディエ:森公美子、樹里咲穂、谷口ゆうな
アンジョルラス:木内健人、小林唯★、岩橋大☆
アンサンブル
青山瑠里、新井海人、荒居清香、五十嵐志保美、石井麻土香、石津秀悟、石丸椎菜、伊藤広祥、岩橋 大、宇山玲加、大泰司桃子、大津裕哉、笠行眞綺、鎌田誠樹、菊地 創、北村沙羅、吉良茉由子、小林遼介、湖山夏帆、近藤真行、佐々木淳平、柴原直樹、島崎伸作、清水咲良、白鳥光夏、杉浦奎介、田川景一、丹宗立峰、土倉有貴、中村 翼、西村実莉、般若愛実、東 倫太朗、深堀景介、藤岡義樹、増原英也、増山航平、町田慎之介、町屋美咲、松村桜李、三浦優水香、三島早稀、宮島朋宏、ユーリック武蔵、横田剛基、横山友香、吉岡花絵、蘆川晶祥 (五十音順)
子役
アッカヤ陽仁、大園尭楽、中井理人
荒川寧音、井澤美遥、井手陽菜乃
内 夢華、鞆 琉那、平山ゆず希
<クリエイティヴ>
作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク
原作:ヴィクトル・ユゴー 作詞:ハーバート・クレッツマー
オリジナル・プロダクション製作:キャメロン・マッキントッシュ
演出:ローレンス・コナー/ジェームズ・パウエル
翻訳:酒井洋子 訳詞:岩谷時子
プロデューサー:坂本義和/村田晴子/佐々木将之
製作:東宝
<上演スケジュール>
帝劇公演:2024年12月20日(金)本初日〜2025年2月7日(金)千穐楽
プレビュー公演:2024年12月16日(月)〜12月19日(木)
●チケット一般前売開始日
【2024年12月公演分】10月26日(土) 【2025年1・2月公演分】11月16日(土)
●チケット料金(全席指定・消費税込)
【平日及びプレビュー公演】
S席:¥17,500 A席:¥11,000 B席¥6,000
1階補助席:¥12,000 2階補助席:¥6,000
【土日祝日/初日・年末年始※】
S席:¥18,500 A席:¥12,000- B席¥7,000
1階補助席:¥13,000 2階補助席:¥7,000
※対象公演回:12月20日(金)17:00開演の部、12月30日(月)13:00開演の部
1月2日(木)13:00開演の部及び18:00開演の部、1月3日(金)13:00開演の部
【2月公演◆】
S席:¥19,500 A席:¥13,000 B席¥8,000
1階補助席:¥14,000 2階補助席:¥8,000
◆2月公演【帝劇ファイナルウィーク】は全席<帝国劇場オリジナル特典付>となります。
<2025年 全国ツアー公演>
大阪公演:3月2日(日)~3月28日(金) 梅田芸術劇場 メインホール
福岡公演:4月6日(日)~4月30日(水) 博多座
長野公演:5月9日(金)~5月15日(木) まつもと市民芸術館
北海道公演:5月25日(日)~6月2日(月) 札幌文化芸術劇場 hitaru
群馬公演:6月12日(木)~6月16日(月) 高崎芸術劇場
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。