
【インタビュー】「小森隼の小盛りのハナシ2025」小森隼さん
GENERATIONSの小森隼さん、中務裕太さんがそれぞれプロデュースする公演「小森隼の小盛りのハナシ2025」と「中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜」が、今年6月に開催されます。
第5弾の開催となる「小森隼の小盛りのハナシ」は、小森さんがライフワークの一つにしていきたいと意気込む、年に一度の“隼流エンタメ”。出演・企画・脚本を自ら手がけ、約30,000字のひとり喋りを届ける渾身のステージです。
この度、小森隼さんにインタビューを実施。これまでの公演を振り返っての感想や、今年のテーマ、挑戦し続ける原動力など、語っていただきました。
「小森隼の小盛りのハナシ」は今年で5年目。これまでの公演を振り返ってみて
この公演自体が僕自身へのチャレンジでした。GENERATIONSというグループを飛び出して、自分ひとりで完結できるエンターテインメントを作りたいという思いからスタートしたトークライブで、それが今年で5年目。長く続けるライフワークにしたいという気持ちでやってきましたが、実際に5年目を迎えるとよくやってこれたなと感慨深いですね。振り返ってみても、命を削ってやってきたなと。今までの自分を振り返れるトークライブをちゃんと出来たなと思います。
1回目はすごく緊張しましたし、初めてやることなので答えもなく。自分ひとりで演出・企画・脚本を手探りでやりながら、最初は元放送作家の鈴木おさむさんにも携わっていただいて、脚本の修正やアドバイスをしてもらいながらの1回目だったので、手作り感があって良いなと今も思います。
2回目は、前回観に来てくださった方はどんなことをやるのか認知している状態なので、それを超えなきゃ!というプレッシャーがあり、沢山悩んで作った記憶があります。トーク内容は自分個人の仕事というところにフォーカスを当てて、お仕事で共演した方のお話や、学んだことなど、個人で頑張っていることを皆さんにお届けしたいという意識で作りました。振り返ってみると、2回目が1番すんなり作れたかもしれないです。
そして3回目は初の2日開催ということで、連日でもちゃんとリセットされた状態で喋れるかなと緊張しながらやりました。そんな緊張の中、初チャレンジとなるタップダンスもやらせていただいて。今までずっとやってみたいと思ってはいたのですが、なかなか機会がなかったのでこのタイミングで挑ませていただきました。ここでタップダンスをやったから、自分の表現の幅がすごく広がってライブでパフォーマンスを披露するという機会に繋がったので、いい分岐点になりました。
4回目では、ベースにチャレンジしました。バンドを組みたいというのが学生の頃の夢だったのですが、ダンスに出会ったことをきっかけに今の世界に飛び込んで。今でもいろんなバンドの方の音楽を聴いているので、これを機に楽器にチャレンジしようと思い、ベースをやらせていただきました。いつもライブで帯同してくださっているバンドメンバーのベースの方に教えていただいたり、深夜に事務所のスタジオで練習をしたり、大変でしたけどすごく楽しかったです。
これまでも様々なことにチャレンジしてきましたが、常に挑戦し続ける原動力はいったいどこから生まれるのですか?
自分が1番最初にチャレンジしたいと思った気持ちがまだ残っているからです。「小森隼の小盛りのハナシ」をやりたいと言った時に、自分ひとりで成り立つエンターテインメントにチャレンジしたいという、あの時の初期衝動みたいなものを心の中で覚えているので。だからこそ、こうして5回目を開催しようと思えましたし、1番初めの気持ちを忘れないことがすごく大事で、原動力になっていると感じています。
今年のテーマは、どういったものになりそうですか?
今回は(中務)裕太くんとの合同開催ということもあり、“戦う2人”を裏テーマとして一緒にビジュアルを作りました。昨年はGENERATIONSの新しい分岐点のようなことがあり、個々でも新しいチャレンジをしていく中で、傷付きながら、苦しみながら、もがいて葛藤して、それでも僕たちは今ここにいるんだ。そうした想いをビジュアルで表現したいと考え、撮らせていただきました。
なので、5回目となる今回は、自分の中で向き合ったことや戦ったことを、しっかり皆さんにお届けしたいです。また、今回は配信を一切せず、現地に来た方のみ観れる話になっているので、自分の中でもひとつ覚悟を持った話をしようと考えています。
今年は初となる関西での開催もありますが、どのような思いがありますか
関西でもやりましょうという話を初めて聞いた時は嬉しかったのですが、規模が大きくなる分プレッシャーも感じています。不安もありますが、頑張って作るので是非とも遊びに来てください!という気持ちでいっぱいです。
「小森隼の小盛りのハナシ」は、ファンの方にとって小森さんについてより深く理解できる場所。小森さんにとって、ファンとはどんな存在でしょうか
僕に1番パワーをくれる存在であり、エネルギーの源でもあります。自分の夢や成し得たいこと、なりたい自分っていうのを目指していく中に、絶対にファンの皆さんがそばに居て。そんなファンの皆さんに認めてもらいたい、ファンの皆さんと同じ夢を叶えたいと思った時、多分自分1人だと頑張れないし、自分1人だと叶えられない夢っていうのがすごく沢山あるんです。僕が何か「頑張りたいです」っていう言葉を投げかけた時に、「頑張ってください!」ってエールを届けて応援してくれる方がいる。皆さんのお陰で頑張れているなって、本当につくづく最近感じています。
トークライブは僕1人の舞台なので、皆さんが思いのままにこの舞台に遊びに来てくれればいいなっていう思いがあって、僕のこの時間だけは、すごく自由でいてもらいたいんです。つまらないなと思ったら寝てもらっていいし、面白いと感じたら声を出して笑ってもらっていいし、悲しくなったら涙を流してもらっていいんです。例え声に出さなくても、それぞれ絶対感情があるので、そういうものを自分の思いのままに楽しめる空間を作ってもらいたい。僕はステージにバッと立つと、「今日はこういうあなたたちが来てるのね。ここから全力で喋るから楽しんでいってね!」という気持ちにすごくなります。
小森さんにとって、エンタメとは
“開放”です。日常生活を生きていく中で、絶対に何かしら縛られているものがあると思うんです。周りの人を気にしてしまうとか、仕事や学校のことで縛られてしまう、人間関係で縛られてしまうなど。
でも、エンタメというものに触れることによって、自分の気持ちを解放できたり、本来の自分の感情を理解することができる素晴らしいツールだと思うので、“エンターテインメント=開放”なのかなと、僕は思います。
表現をする上で、小森さんの根底にあるものは?
やっぱり楽しんでもらいたいじゃないですか。誰かに届けたいとか、届いてほしい思いを伝えたいっていうものがやっぱり根底にはありますね。ダンスもそうですし、僕たちがやってる今のエンターテインメントやライブでも、日常から非日常へ、僕たちの音楽を通して豊かになってもらいたい。僕たちの音楽で元気づいてほしい、僕たちの音楽で前を向いてほしいという思いを表現して、それを見てくださる人に届けるっていうのはすごく意識してます。
「小森隼の小盛りのハナシ」は、小森さんにとってライフワークとのことですが、いつもどのような気持ちでこの時期を迎えていますか?
この時期が来たな、頑張らないとなという気持ちです。全部自分でやるので、頑張ろうと思いつつ切羽詰っています(笑)。4月になったので、脚本もそろそろ書き出さないといけない。一気にスイッチが入るというわけじゃなく、進み出したらずっと進み続けるので、1日1日を積み重ねて2ヶ月くらいかけてやっていく。マラソンに近いような感覚でやっています。
毎日パソコンを持って歩いて、現場でのメイク中とかでも何か思いついたら書いてみたり。毎日日記を書いているので「もしかしたらこれを話にできるかも」「これとこれを繋げれば話になるな」とか、日々考えています。
公演の1ヶ月前くらいからは、深夜1時~4時までスタジオに入り浸って、夜な夜な脚本を書く。これは初回の時にそうやっていたので、2回目以降もずっと同じ作り方をしてきて、ルーティンのようになりましたね。
小森さんが、この先目指すところは?
「小森隼の小盛りのハナシ」としては、数千人規模の大きい会場ではなく、草月ホールや本多劇場とかの規模感で1週間開催とかやれるようになりたいです。今は2日間ですが、この先、名前のある劇場で何日か連続でやっていきたいという気持ちが強くあるので、そこを目指して続けていけたらと思います。
GENERATIONSとしては、グループでもチャレンジングなことをやっていきたいと思っています。今年はGENERATIONSとして初めての試みで1人1曲プロデュースで6ヶ月連続リリースをやったうえでのアリーナツアーや、TOKYO GIRLS COLLECTIONとのコラボで“TOKYO GENERATIONS COLLECTION”があったり、今までLDHではやってこなかったようなことにチャレンジして、どんどん僕たちから発信していきたい。ボーイズグループ過多な時代にチャレンジしていく活動をしていきたいです。
最後に、今年で5回目となる「小森隼の小盛りのハナシ」への意気込みをお願いします
僕が30歳になる年での開催でもあるので、節目として自分が20代でチャレンジしてきたことの総まとめをやりたいと考えています。配信がない分、メモリアルな公演にしたいです。よろしくお願いします。
公演概要
「中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜」
中務裕太
【大阪】
GUCCHON
KEI
SAYA YAMAMARU
GANMI
小森隼(GENERATIONS)
【神奈川】
Hilty & Bosch
GOGO BROTHERS
SAYA YAMAMARU
GANMI
陣(THE RAMPAGE)
※関東・関西公演ともにGANMI Yuukiの出演はございません。
■公演スケジュール
・6/21(土)小森隼の小盛りのハナシ 2025
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
・6/22(日)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
大阪・サンケイホールブリーゼ
開場14:00/開演14:45
開場18:00/開演18:45
・6/28(土)中務裕太のマルチダンス〜多次元裕太をお見せします 2025〜
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場14:45/開演15:30
開場18:45/開演19:30
・6/29(日)小森隼の小盛りのハナシ 2025
神奈川・洗足学園音楽大学 前田ホール
開場12:45/開演13:30
開場16:45/開演17:30
■チケット料金
全席指定:7,700(チケット代 7,000+税)
※グッズ付となります。
※グッズは、会場のみでのお渡しとなります。発送などの対応はいたしかねますのであらかじめご了承ください。
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