【インタビュー】リーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」牧島 輝さん×小越勇輝さん
4大ミステリランキングを席巻し「ブランチBOOK大賞2021」受賞など話題が止まらず、累計15万部(電子書籍含む)を突破する『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成・KADOKAWA)を原作としたリーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」が、2022年6月22日(水)より東京都渋谷区さくらホールにて上演されます。
リーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」は、牧島 輝さん、中村ゆりかさんのW主演のほか、小越勇輝さん、吉田健悟さん、高野麻里佳さん・山根綺さん(Wキャスト)、京典和玖さん、佃典彦さんら豪華俳優陣が、リーディングアクト形式で究極の心理戦に挑みます。
この度、波多野祥吾 役:牧島 輝さん、森久保公彦 役:小越勇輝さんに合同インタビューという形で、本作への意気込みを伺いました。
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波多野祥吾 役:牧島 輝さん×森久保公彦 役:小越勇輝さん インタビュー
出演が決まった時のお気持ちをお教えください。
牧島:出演依頼をいただいてからこの作品を知りました。僕は就活をした事がないのですが、僕らの仕事でいうとオーディションが就活のようなものなのかなと、共感できる部分もありました。グループディスカッションやグループ面接など、チームを作ってやっていく中で、そのメンバーがライバルになってしまったら、どういう気持ちなんだろうとか、読んでいて面白かったです。
小越:僕も出演のお話をいただいた時に原作を読ませていただきました。
朗読劇をやったことがなく、さらに今回は“リーディングアクト”ということで、どんな感じになるんだろう、朗読劇と何が違うのかを考えています。それは稽古が始まるまでは分かりませんが、大学生活も就活も僕の知らない世界なので、大学生のノリや考え方、就活をしている時の気持ちなど、想像しながら考えていきたいです。本を読んでいて、共感できる部分や自分と繋がる部分も感じたので、そうしたところを大事に表現したいと思いました。
本作はリーディングアクトですが、印象はいかがでしょうか。
小越:なんで本持ってやるんだろうなって思いました(笑)
覚えた方がラクじゃないかなとか、手元に本があったら見ちゃうなって思うんですけど、朗読にもいい所があると思うので今からドキドキしています。
牧島:この作品は舞台としてもやれると思いますが、どっちが良い悪いとかなくて、本があるからこその関係性が表現できたりすると思うので、舞台とは違うものとして楽しめる部分もあるかと感じています。
原作を読んで、どのようなことを思われましたか?
牧島:どんでん返しみたいな作品が好きなので、気付いたら自分もその中にいるような感覚で登場人物を疑いながら読んでいて、最後はこうなるのか!と驚きました。登場人物も相手の一面しか見ていなくて、自分も同じ感覚で見ていたらそれをひっくり返されて…。その時、自分ももしかしたら嫌な人間かも知れないと思ったりしました。目に見える部分だけじゃなくて、実際はこんなことを考えていたんだということが終盤に向かってどんどん種明かしされていくのが気持ちよくて楽しく読めました。
小越:僕も展開を想像しながら読んでみて、実はあそこが繋がっていたとか、想像を裏切られるような展開があって、どんどん読み進めることができました。
自分はこの登場人物たちに会ったことがあるわけでもなく、本の中の姿しか見えないですが、人の一面だけを見て決め付けたり、改めて人の本質や本音を知ることは凄く難しいことなんだなと思いました。
僕は相手がどう思っているのかとか、凄く考えてしまうので、そういう所は共感しながら読ませていただきました。
特に印象に残っているシーンや響いたことなどをお聞かせください。
牧島:自分が演じる波多野に感情移入しながら読んでみたのですが、あの面接が終わった瞬間の彼の気持ちを考えるといたたまれない気持ちになりました。
小越:波多野と嶌が一緒にいる時の「地球から見る月は綺麗な所しか見えないけど~」といった会話が印象に残っています。後々読み返した時に、人には綺麗な所や良い所しか見せないけど、その裏に嘘や隠し事があったりして、見えていないところが凄く大事だと感じました。
牧島:登場人物は結構みんな不器用で、有能な人が集まっているんだからちゃんと話し合ったら分かってくれたんじゃないかとか、思ってしまいますね。でもそれぞれのプライドや正義感もあって上手く出来なかったのかなと。あの面接の雰囲気が本作でどんな感じになるのか今から楽しみです。
ご自身の役についてどのような印象をお持ちですか。
牧島:常に良い人を目指していて、自分に正直な人なんだろうと思いました。人を傷付けることなく、自分の納得した終わり方をしようとしている。良い人というのが誰にとっての良い人なのかは分からないけど、読んでいて良い人だとそう感じました。
小越:秀才で頭が良くて、僕とは真逆だと感じました。
生まれ育った環境があって勉強熱心になった思うので、凄い人を見ているなと。最初はクールで人を寄せ付けないような警戒心があり、近寄りがたい人なのかなと思いましたが、熱く温かい部分もあって。内に秘めてるものと外に見えるものをしっかりと演じたいと思いました。
「就活」という人生の転換点を描く作品ですが、ご自身にとっての転換点をお教えください。
牧島:17歳で芸能の養成所に入って、18歳の時に高校卒業したらどの道に進もうか考えなきゃいけないタイミングがあって。絵を描くのが好きなので、絵を描くのを仕事にするか、役者としての道を選ぶか凄く悩んでいたんです。
自分が第三者としてその悩みを聞いた時、どっちを選ぶだろうかと考えてみて、役者が絵を描いてるというのは受け入れやすいけど、本職は絵を描いてるけど実は役者もやってますっていう感じだとちょっと違うかなって(笑)
そして役者の道を選んだので、そこが自分の人生において大きな転換点だったと思います。
小越:僕は高校に入るタイミングです。
この仕事をずっとやっていきたくて、親に無理言って芸能科のある高校に行ったので。その流れで大きい舞台が決まって今の自分がいるので、そこが転換点だと思います。
もしご自身が就職活動をするなら、自己PRとしてどんな魅力や長所をあげますか?
小越:就職活動は無理です(笑)
この仕事以外に、自分がなにをしているのかとか想像がつかないですね。
長所は、人の気持ちを考えられるところです。
牧島:長所ですか、沢山ありますよ(笑)
僕は今までいろんな仕事を経験してきて、なんでも上手くやれちゃうタイプだと思います。接客や様々な業務をやってきましたが、あまり苦労したことなくて。根が明るいので、何をやっていても楽しめるのも長所だと思っています。
最後に、公演が気になっているお客様に一言お願いします!
小越:原作の面白さや謎が解けていく爽快感などをリーディングアクトで表現して、皆様にお届け出来たらと考えています。是非、舞台を観た後に原作も読んで楽しんでいただけたらと思います。
牧島:本作をご覧になる方で、先に原作を読むか読まないかで迷っている方もいると思います。読まないで来ても面白いと思いますし、僕は答え合わせのような感覚で観たりするのが楽しいので、駆け引きとかの裏側を知っていると別の角度やそれぞれの登場人物の視点からも楽しめるかと思います。
これほど色々な伏線が張り巡らされている作品はあまり舞台ではないので、ミステリー作品が好きな方も楽しんでいただけるんじゃないでしょうか。
稽古はこれからなので、リーディングアクトがどんな感じになるのかはまだ分かりませんが、間違いなく面白い作品なので是非ご覧下さい。
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公演概要
■原作
浅倉秋成「六人の嘘つきな大学生」(KADOKAWA刊)
■スタッフ
脚本:真柴あずき
演出:山崎彬
制作:DMM STAGE/主催:リーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」製作委員会(DMMSTAGE、ポリゴンマジック株式会社、TCエンタテインメント株式会社)
■キャスト
波多野祥吾:牧島 輝
嶌 衣織 :中村ゆりか
森久保公彦:小越勇輝
袴田 亮 :吉田健悟
矢代つばさ:高野麻里佳/山根 綺(Wキャスト)
九賀蒼太 :京典和玖
鴻上達章 :佃 典彦
■公演日程・劇場
<東京公演>
2022年6月22日(水) 〜 6月25日(土)
渋⾕区⽂化総合センター⼤和⽥4階 さくらホール
6月22日(水) 19:00●
6月23日(木) 14:00★/19:00★
6月24日(金) 14:00★/19:00★
6月25日(土) 12:00●/17:00●
※Wキャスト:●高野麻里佳 / ★山根 綺
■チケット
一階席 9,800円(税込)
二階席 7,800円(税込)
※全席非売品特典付き。
※非売品特典は当日、劇場にてお渡しいたします。
※両席種同様の特典となります。
■一般発売(先着)
受付期間:2022/5/26(木)12:00~
受付URL:https://l-tike.com/ra-6nin/
※公式サイト掲載の「新型コロナウイルス感染拡大防止に関しての取り組みとお客様へのお願い」をご確認の上お申込みください。
<チケットに関するお問い合わせ>
ローソンチケット https://l-tike.com/contact/
■公式サイト https://ra-6nin.com
■公式ツイッター https://twitter.com/ra_6nin
※推奨ハッシュタグ #六ステ #六嘘 #六人の嘘つきな大学生
■ストーリー
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。
全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。
それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。
内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」 だという告発文が入っていた。
彼ら六人の嘘と罪とは。
そして「犯人」の目的とは――。
※リーディングアクトとは
朗読劇とは異なり、役者の動きや照明・音響効果を用いた演劇的な表現を取り入れることで、朗読劇と演劇の中間を目指した作品づくりを行います。この様式が、「六人の嘘つきな大学生」の世界を舞台上で表現する上で最も適した方法だと考え、「リーディングアクト」という名称を設定いたしました。
©浅倉秋成・KADOKAWA/リーディングアクト「六人の嘘つきな大学生」製作委員会
原作情報:『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成・KADOKAWA)
◆書誌情報
作品名:六人の嘘つきな大学生
著者名:浅倉秋成
発売日:2021年3月2日(火)※電子書籍も配信中
定 価:1,760円(本体1,600円+税)
装 丁:須田杏菜
装 画:雪下まゆ
体 裁:四六判並製 単行本
頁 数:304頁
ISBN:9784041098790
▽試し読み配信中
https://kadobun.jp/trial/6liarcollegestudents/c2ynkegribs4.html
◆原作者紹介
浅倉秋成(あさくら あきなり)
1989年生まれ、小説家。関東在住。第13回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。2019年に刊行した『教室が、ひとりになるまで』で第20回本格ミステリ大賞と、第73回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にWノミネート。21年刊行の『六人の噓つきな大学生』は4つの主要年間ミステリ・ランキングすべてにランクインし、「ブランチBOOK大賞2021」大賞(『王様のブランチ』TBS系毎週土曜あさ9時30分より生放送)を受賞。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋の準備をお願いします』『九度目の十八歳を迎えた君と』など。現在「ジャンプSQ.」にて、原作をつとめる「ショーハショーテン!」(漫画:小畑健)を連載中。
▽特設サイト
https://kadobun.jp/special/asakura-akinari/rokunin/
©「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成/KADOKAWA
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