• HOME
  • ブログ
  • インタビュー
  • 【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」Aルート<岩永徹也さん×平井雄基さん×末原拓馬さん×縣 豪紀さん>
【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」

【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」Aルート<岩永徹也さん×平井雄基さん×末原拓馬さん×縣 豪紀さん>

本日2021年6月30日(水)より、東京ドームシティ シアターGロッソにて、音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」が開幕!

本作は、“七つの大罪”をモチーフにしており、七つの大罪になぞらえた時代も場所も背景も異なる人生の物語に、それぞれのイメージ主題歌を添えてオムニバス形式でお届けする音楽劇。
“黒と白の天使たちの物語“とともに、人間(に転生した天使たち)の物語が描かれます。

2020年2月に初演となる音楽劇「黒と白 -purgatorium-」、11月に音楽劇「黒と白 -purgatorium- ad libitum」を上演し、シリーズ3作目となる今作では新たなキャラクターが加わり、総勢14名が主要キャストが出演します。

【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」

【左から】縣 豪紀さん、末原拓馬さん、平井雄基さん、岩永徹也さん

今回、公演に先駆けて主要キャストの皆さんにインタビューをさせていただきました!
第1弾では【Aルート「原罪 -晦冥の羽根-」】の担当キャスト、傲慢(ルシフェル)役・岩永徹也さん、奇跡 (ミカエル)役・平井雄基さん、幸福/災禍(マルート)役・末原拓馬さん、罪過(ハルート)役・縣 豪紀さんのインタビューをお届けします♪
※以下敬称略

【Aルート「原罪 -晦冥の羽根-」】インタビュー
岩永徹也さん×平井雄基さん×末原拓馬さん×縣 豪紀さん

初演からずっと出演されている岩永さんと平井さんから見て、本シリーズを改めて振り返ってみるとどのような想いがありましたか。

岩永:初めてダンスを踊ったのがこの作品でした。共演者のみんなは、教えてもらった次の日には踊れるようになっていて吃驚しましたね。「こいつら天才集団だ!」って思いました。短い時間で、それぞれの色や課題を持ってきて、稽古でぶつけている姿を見て凄いなと。
今作で音楽劇「黒と白 -purgatorium-」シリーズ3回目の出演なので、なんとなくこのキャラクターはこんなこと言いそうとか分かるんですが、初演では人も多くてオリジナル作品ということもあり、どんな舞台になるのか想像つきませんでした。僕は七つの大罪のメンバーで罪を犯す話だと思っていたのですが、実際は違って、人間に転生する話が多くありました。
僕は人間界に行って大工さんをやってみたりして、天界には興味がなく、人間界を凄く楽しんでいる様子を心がけてやりました。僕自身、楽しく演じることができました。
そして、普段はテレビ出演が多いので、舞台の上からお客さんの姿を見ることが出来るのが凄く新鮮でした。稽古をしている時には想像できなかったものが本番で見れて良かったです。

平井:1幕、2幕と来て、今回で3幕目となりました。それぞれ一緒に物語を届ける天使たちが入れ替わり、新しい天使も登場し、メンバーが変わる度に全く違った空気感・雰囲気の公演になっています。
僕が演じているミカエルは、天界に居ないといけない立場の天使で、いつかは昔のように全員が白の世界で生きていた頃に戻したいと考えています。
そう思いながらも俯瞰して人間界を見ていると、ミカエルとして、そして平井雄基としても「不完全だからこそ美しい」「限られた時間の中で懸命に生きていく姿が美しい」と感じます。
こうした気持ちは他の舞台では味わえないので、今作でもどのような天使たちの空気感で物語が展開されるのかとても楽しみに思っています。

【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」

仲の良さをアピール♪

末原さんと縣さんは、今作より出演されます。実際に天使の姿でビジュアル撮影をしてみての感想をお聞かせください。

末原:ビジュアル撮影の時は、すごく正直に言うと、まだストーリーや役について分からなくて、幸福と災禍、無邪気な性格といった、概念だけを煮詰めたものを表さないといけないということで、内面を表現できるように考えながら撮影させていただきました。縣さんはいかがでしたか?(インタビュアー風)

縣:縣です。私は何も考えずに撮影しました。

一同:(笑)

縣:今まで出演したことがある作品でも2人でペアになっている役が結構多くて、今作でもマルートとペアなので、2人の関係性は“愛”なのかなと、考えながらビジュアル撮影に臨ませていただきました。

今作での、黒天使・白天使それぞれの魅力をお教えください。

岩永:3幕まで来て、黒天使のみんなが大人しくなった印象があります。
前は騒がしいサタンやプルフラスが居たのですが、今は平和なオシャレ黒天使になってます。
どちらかと言うと、白天使たちの方が賑やかでうるさくて騎馬戦みたいな感じになっていますね。
1幕、2幕の頃の、煽ってくる黒天使が今はもう居なくなっていて、白に圧されている感じがします。
黒天使は、精鋭みたいなイメージです。各々の中で色欲や嫉妬とかを処理している感じの天使たちが集まっているのが、これまでの公演との違いだと思いました。
白天使は、今回がらりと雰囲気が変わって、これまでは生真面目で神経質なイメージがあったのが、そういう雰囲気の天使が居なくなって楽観的に見えるキャラクターが増えたかなと思います。
その雰囲気の違いが今作での新しい魅力だと感じています。

平井:白天使のイメージは、岩永さんが言ってくれたように、これまで登場したウリエルやラファエルのような、白天使こそが正しい天使だ。堕天した天使は駄目だ、人間へ転生なんて言語道断!といった、硬派な感じの天使が必ずいつもミカエルの近くに居たんです。でも、今作では初演から引き続き一緒に居るのはガブリエルだけ。
今作から新しく登場する天使たちを含め堕天の根本の部分を知らない世代の天使が増えてきているんです。
知らないからこそ、前回と違ってある意味で白天使たちの元気が増している。堕天して黒天使になり、そして彼らが人間に転生する、そういった行為に対して否定的な考えを持っていない子が多いような気がします。
そんな白天使たちですが、これから先、裏ではどう思っているのか、周囲に流されているだけなのかどうかも分かると思うので、僕としても今後の展開が楽しみです。
白天使だけでなく、黒天使も変わりましたね。
エネルギッシュなんですが、そこの色が変わりました。大人しくなってはいるけど元気。以前はサタンのようにキレやすい黒天使や、プルフラスのような今時な黒天使がいましたが、今作では大人しいけど黒天使らしい黒さがあるなと思っています。

末原:僕らはですね、まだ天使の皆さんの名前を覚えるのを頑張っています(笑)

縣:元気にやっています!

末原:楽しいです!

岩永:まだ稽古中だからね。僕も、実はこの並びって白天使と黒天使が交互に並んでいたんだって、本番で気付いたりしましたから。
稽古着はやたらと黒が多くて、稽古だと交互になっているって分からなかった。みんな担当天使と違う色着てること多いよね…(平井さんを見る)

末原:そうだね(笑)

末原さんと縣さんは、気になるキャラクターはいますか?

末原:やっぱり、ルシフェルとミカエルですね。

縣:うんうん。

岩永:えぇっ?!

末原:絡みも多いので!白天使から黒天使になるというのを人間で表すなら、ルールはあるけど自分の大事なもののためにそれを越えるかどうかだと考えています。僕が演じるマルートで言えば、“愛”の為。神様が何を意図してルールを考えたのか、天使たちには分からないじゃないですか。分からないですが、神様は超えてくるのを楽しんでいるのかな?天使たちは、堕ちること含めて作られているのかな?と、考えてしまいます。
その真意を、神様と長い付き合いのルシフェルとミカエルは少し知っているのかなと、思っています。
だって何十億歳でしょ?

岩永:そうだね、20億歳だよ(笑)

縣:拓馬くんが言ってくれたように、天使にもルールがあって人間味もあるので、本質は人間とあまり変わらないのかなと。天使といえど、ムカついたり、思うように行かなかったりする中で生きているので、奥が深いなぁと。

末原:先輩天使たちもしっかり色々とやらかしているっていうね(笑)

岩永:そうそう、昔ね。

平井:事の発端は、1幕のAルートですね。
ミカエルは情に厚くて、困っている姿を見るとすぐ助けたいと思ってしまう。僕が使える奇跡の力は、その人間の人生を変えられてしまうんです。そして力を使いすぎた結果、神の逆鱗に触れてしまい、その時にルゥ(ルシフェル)が護ってくれたんですよ。

岩永:もう奇跡成分なくなったよ。奇跡起こさなくなった…。

一同:(笑)

平井:ミカエルは、全員を白天使に戻したいんですよ。でも、そんな硬い思考じゃなくて、人間界を見ていろんな角度から物語や気持ちを見ないといけないよと、ルゥに言われてこの物語が続いていきます。
最初は嫌々人間界に来るけど、気づいたら、命や時間に限りがある中で懸命に生きる彼らに新たな情が芽生えてきていると思っています。

【インタビュー】音楽劇「黒と白 -purgatorium- amoroso」

Aルートの物語をイメージ

Aルートの見どころ・魅力をお教えください。

末原:愛…

縣:愛…

岩永:愛

平井:この一言に尽きます。愛してはいけない者を愛してしまった故の出来事、がテーマですよね。

末原:普通の人間の恋愛より、我々天使の方がハードルが高いんだよね。神様直属だから、超えてはいけないラインを超えてしまうと、世界が滅びてしまうところまで来ちゃうから。

縣:難しいね。

Aルートでは、マルートとハルートが物語の鍵になると伺いました。稽古が始まって役作りはどのようにされていますか?

縣:2人だけのシーンも多くて、Aルートのテーマの“愛”がとても大事になって来ますよね。

末原:お芝居ですけど、嘘があると駄目なので、まず相方の豪紀のことを好きになることが大事だと思いました。
仲を深めるために沢山喋ってます。

縣:役作りは仲良くなることです!

Aルート劇中歌『4tuneGear』の視聴も公開されています。収録を終えての感想・聴きどころをお教えください。

平井:「罪と罰の覚悟など済ませた 貴方以外 欲しいものなど もう何もない」という歌詞があり、ここだけでAルートの全部を表現できていると思います。

岩永:穏やかで純粋な気持ちになれる“愛”についての物語なのに、主題歌がイケイケなんですよ(笑)
どういうシーンでこの曲が掛かるんだろう~って思いますね。
1幕の時は、黒天使と白天使が戦争するような雰囲気の時に『Superbia-傲慢-』が流れてとても格好良かったので、音楽劇ということもあり今回の曲も物語と相性が良いんだろうなと、楽しみです。
どのようなシーンで使われるのか、皆さんも楽しみにしていてくださいね。

末原:台本より先に歌を収録したので、歌に込められた情念を伺って歌わせていただきました。

縣:結構格好いい感じですよね。

岩永:愛がテーマの曲だけど、ラブソングっぽくないよね。

末原:そうそう、エゴイスティックな感じ。

岩永:傲慢な感じもあるね。

縣:3回は聴いて欲しいですね!!!

岩永:3回?4回!!!!

平井:5回!!!!!

縣:じゃあ、6回で!!!!!!

最後に、本作を楽しみにしている読者の方へメッセージをお願いします。

縣:あっ!良いのあります!
Aルート・Bルート・Cルートと、今回3パターンありますが、やっぱりオススメは「ハルート」と「マルート」です!

平井:なるほど、今作のルートは5個くらいありますね!

末原:ハルートとマルート、一緒じゃなくて分離してるの(笑)
天界の話なので突拍子もないように思えるかもしれませんが、自分自身と重ね合わせて、生きる道しるべになってくれれば良いなと思っています。

平井:人間が生きていく中で、自分が何かを決断したり目指したりしている時に、必ず批判から入ると思います。でも、誰に何を言われても、自分がどういう状況でも、自分が曲げられない・譲れないと思った道を真っ直ぐ突き進める、そんな人生に影響を与えられるような物語を届けられれば良いなと思います。
そして、今作では白天使メンバーががらっと変わるので、誰がミカエルの面倒を見るのか、天使同士の絡みを楽しみにしていただければと思います。

岩永:皆さんも日々、嬉しいことや大変なことも多いかと思いますが、この作品が自分の素直な気持ちと向き合えるきっかけになれば良いなと思います。


関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。