【3.0レポート】ファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』
ファミリーミュージカル『ガンバの大冒険』
多くの子供達が心躍り、感動出来る作品『冒険者たち ガンバと15匹の仲間』(原作:齊藤惇夫 )、実にファンが多く、これまでもアニメや舞台、そして昨年は3D映像アニメ作品でも話題になった。劇団四季では1976年に日生名作劇場として上演、以来、全国各地で上演され続け、公演数は800回以上にのぼる。上演劇場は客席数500程の自由劇場、本格的な演劇空間でどの席からも観やすく、密な空間、ガンバたちの奮闘ぶりをしっかりと体感出来るはずだ。
ガンバは元気な町ネズミ、楽しく暮らしており、友達もいる気のいい奴だ。幕開きはガンバのソロ、特に不満もなく幸せな毎日を送っているけど、ちょっと何かが足りない気持ちを歌い上げる。そこへ友人のマンプクがやってくる。見た目は名前通りのちょっとぽっちゃり体型ののんびり屋、”港町でパーティがある”と言ってガンバを誘う、要するに美味しいものが食べたいだけなのだが、ガンバは”運命が変わる予感”を感じて一緒にいくことにする。
幕開きから港町に行き、そこで船乗りネズミや港ネズミ達に出会うところは、スピーディーな場面展開で導入からワクワクさせられる。アニメ等でどういう物語かはよく知っているなずなのに、何故かその後のガンバの冒険が気になる。おなじみのキャラクターが次々に登場するが、”紹介”部分もテンポ良く、しかもその個性もわかりやすく、それでいて簡潔。子供相手だからこそ、の手抜かりのない演出、つまらなければ子供は舞台を観ないので、ある意味、作る側は大変であろう。
島のネズミ・忠太が助けを求めて港にやってきた。白イタチのノロイ達が島を支配しており、しかも相当数の仲間がやられてしまい、やっとのことで港町までたどり着いたのだった。”仲間が困ってる、助けなきゃ!”という訳でガンバ達は島に行くことになった……。
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