【レポート】舞台『ちるらん 新撰組鎮魂歌』
物語のラストで、おなじみの羽織が登場、その後の新撰組の活躍と末路は周知の通りだ。だからこそ、一瞬の煌めきと儚さとマグマのような熱量、芹沢は言う「生まれは決められないが、散り際は自分で決められる」と。そこにこの物語の核がある。人斬りの岡田以蔵は最期まで木刀をふり続けたし、芹沢はベストを尽くして戦いに破れる。そこにあるのは“死”ではなく“生”、である。
なお、カーテンコールは撮影可能!
◆作品紹介
幕末の京都。ただ己の強さを求め、闇雲に道場破りを繰り返していた24歳の若者・土方歳三───。後に新撰組 鬼の副長とよばれるこの漢(おとこ)を始め、腕に覚えのある猛者たちが集結し最強の集団が結成された。彼ら は、維新を3年遅らせたと言わしめるほど幕末の世を震撼させる強さを持ちつつ、誰よりも純粋に真っ直ぐに生き抜く漢たちばかりであった。そこには、土方と志を同じくする近藤勇、沖田総司、斎藤一、山南敬助らがいる傍ら、後の新撰組筆頭局長となる「最強」の漢・芹沢鴨がいた。この最強集団は後に新撰組と名を変え、混沌とした 江戸幕府の権威と都の京都の治安を守っているその傍ら、内部では漢たちによる血で血を洗う派閥抗争が繰り 広げられ始める。芹沢は圧倒的な”暴力”を背景に、土方たちの前にたちはだかった! 土方は、近藤は、新撰組はどうなってしまうのか?!そして京都、日本はどうなってしまうのか!?
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。