スタジオライフ2017年春 萩尾望都 原作「エッグ・スタンド」 上演決定!!
スタジオライフ2017年春
萩尾望都 原作「エッグ・スタンド」
スタジオライフ2017年春の新作は、萩尾望都原作「エッグ・スタンド」 第二次世界大戦中におけるドイツ占領下のパリを舞台に繰り広げられる物語。
劇団スタジオライフ(1985年結成。1987年から、男優が女性役も演じるという手法をとり、現在は男優40名、女性演出家・倉田淳1名のみで構成されている演劇集団。)は、2017年3月1日から20日まで東京・シアターサンモール、3月24日から25日まで大阪・ABCホールにて萩尾望都作品「エッグ・スタンド」を上演する。
萩尾望都による同名マンガを原作とした本作。過去には『トーマの心臓』『訪問者』『マージナル』『メッシュ』『11人いる!』『続・11人いる!-東の地平西の永遠-』を舞台化。『エッグ・スタンド』は1984年3月号のプチフラワーに発表された作品。現在から32年ほど前に書かれた作品だが、まったく色褪せることはなく鋭く深く迫ってくる。レゾンデートルの本質に迫る死と愛の在り方、演出・倉田が2017年春の劇団新作として選んだ理由はそこにある。闇を抱えながらも無邪気にふるまう少年ラウル、出自を偽り踊り子として暮らすユダヤ人の娘ルイーズ、レジスタンスの青年マルシャンの3人が出会い、共同生活を送る中で、ラウルの秘密が明かされていく。「Noirチーム」「Rougeチーム」のWキャストによる上演。チケットの一般発売は12月25日。
【萩尾望都プロフィール】
福岡県生まれ。代表作は『トーマの心臓』、『11人いる!』、『ポーの一族』、『残酷な神が支配する』、『イグアナ の娘』、『なのはな』、『王妃マルゴ』など。作品のジャンルはSF・ファンタジー・ミステリー・ラブコメディ・バ レエもの・心理サスペンスものなど幅広い分野にわたり、「少女漫画の神様」とも評せられている。小学館漫画賞、 星雲賞コミック部門、手塚治虫文化賞優秀賞を受賞するなど、数々の受賞歴があるほか、2012年春に少女漫画家では 初となる紫綬褒章を受章した。
【あらすじ】
第二次世界大戦中、ドイツ占領下のパリ。キャバレーの踊り子ルイーズは公園で熱心に死体を見つめる少年ラウルと 出会う。そして行くあてのない空腹のラウルに一切れのパンを与えたことから二人は一緒に暮らし始める。ある日、 キャバレーの近くで起きたテロ事件に巻き込まれ逃げ惑う二人は、レジスタンスのマルシャンと出会う。偶然にもマ ルシャンは、何者かによって殺害された親仏派のドイツ人ロゴスキー(彼はナチスの情報をレジスタンスに流してい た)が、死の直前、その少年ラウルと親密にいる姿を目撃していたのだった。マルシャンはルイーズに惹かれる思いと 少年ラウルを疑う二つの気持ちで、二人のアパートに潜り込み三人の不思議な共同生活が始まる。戦時下ながら穏や かで楽しい暮らしだったが、やがてマルシャンとラウルは、ルイーズが二年前にドイツから逃亡してきたユダヤの血 をひく者と知ることとなる。ルイーズの秘密に寄り添うように自分の秘密を打ち明けてゆく少年ラウル・・・・・そ れは少年が抱えるには、あまりにも重すぎる秘密だった。幕が下りた時、貴方はこの少年の魂に涙する
【公演データ】
スタジオライフ『エッグ・スタンド』
[東京公演]
2017年3月1日(水)~20日(月・祝)
シアターサンモール
[大阪公演]
3月24日(金)・25日(土)
ABCホール
[OSAKA SPECIAL EVENT]
3月26日(日)
ABCホール
[原作] 萩尾望都(「エッグ・スタンド」小学館文庫「訪問者」収録)
[脚本・演出] 倉田淳
[キャスト]
ラウル:松本慎也 / 山本芳樹
ルイーズ:曽世海司 / 久保優二
マルシャン:岩﨑大 / 笠原浩夫
船戸慎士 奥田努 仲原裕之 宇佐見輝 澤井俊輝 若林健吾 田中俊裕 千葉健玖 江口翔平 牛島祥太 吉成奨人 藤原啓児
[チケット] 各プレイガイドにて 2016年12月25日(日)発売開始
[公式HP] http://www.studio-life.com/
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