ハイキュー!!

【レポート】ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」“烏野、復活!”

ハイキュー!!

プロジェクション・マッピングを使用、初演の時もそうであったが、使い方が独創的だ。日向翔陽(須賀健太)と影山飛雄(木村達成)が走るシーンはバックの背景が動き、床に道路が映し出され、走る速度とシンクロして動く。本当は“その場走り”なのだが、あたかも普通に走っているように見える。全員でモノローグ台詞を言う、コミックのコマ割を彷彿とさせる背景、台詞の吹き出し等、そういった映像演出は初演と変わらない。また、初演時で実際の俳優の顔がライブで大写しになったりしたが、これをさらに多用、バリエーションをつけて随所で効果的に使用、いっそうのライブ感が強まる。また、中央に特別にしつらえた盆のある八百屋舞台、これも縦横無尽に活躍し、より状況を立体感のあるものにしてくれる。

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