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【コラム】連載第178回 高浩美のアニメ・マンガ×ステージ評

天下統一恋の乱

劇団番町ボーイズ☆第4回本公演 with 人狼TLPT S舞台『天下統一恋の乱 Love Ballad ~序章~』

10月は『ツキウタ。』の舞台版の第2弾があるが、物語はアニメの第4話から、と聞く。アニメとシンクロさせ、ライブエンターテイメントとして成立させる。“2.5次元ダンスライブ”と銘打っているが、他の作品は「制作した舞台を観たファンが“2.5次元”と表現した」であるが、これは最初から“2.5次元にする”と宣言していると言っても過言ではない。そこにチャレンジ精神と新しさが見え隠れする。

10月はほかにも、アニメ作品が大ブレークし、社会現象にまでなった『おそ松さん』の舞台版、アニメとどう違うのかは観てのお楽しみ。ゲーム同士をクロスさせた劇団番町ボーイズ☆第4回本公演 with 人狼TLPT S舞台『天下統一恋の乱 Love Ballad ~序章~』、チャレンジ精神あふれた企画だ。またビッグタイトルであり、もはや説明不要のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』セーラー戦士もキャスト一新、とにかく話題作が目白押し。また異色の作品、音楽劇『ダニーボーイ』、コミックは“知る人ぞ知る”であるが、良質の作品でトニー賞候補になった実在の日本人ミュージカル俳優が主人公、これの舞台化だが、原作そのままではなく、“スピンオフ”っぽい?あるいは“外伝”ぽい?幕があくまでその全貌はわからないが、舞台化の方法に秘策が隠されているようだ。

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