
【レポート】ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』本日開幕!囲み取材コメント&舞台写真をお届け
2025年12月9日(火)東京・日生劇場にて、ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』が開幕を迎える。
「十二国記」は、小野不由美による、大河ファンタジー小説。1991年に刊行された『魔性の子』から始まり、翌年刊行された『月の影 影の海』でシリーズ化され、以降30年以上にわたり熱烈な支持を受けながら書き継がれています。
「十二国記」は、我々が住む世界と、地球上には存在しない異世界とを舞台に繰り広げられる、壮大なファンタジー。本舞台では、「十二国記」シリーズ本編の第一作『月の影 影の海』が描かれます。
主演の異界に連れ去られた後の中嶋陽子(ヨウコ)を、2009年宝塚歌劇団95期生として入団し、2019年11月25日付で花組のトップスターに就任、2024年5⽉26日に宝塚歌劇団を惜しまれながら退団した柚香光が演じ、我々が住む世界の陽子を、2021年よりミュージカル『レ・ミゼラブル』でコゼット役を務め、可憐さとしなやかさ、力強さを併せ持つ実力派女優として目覚ましい活躍をみせる加藤梨里香が演じます。そして、楽俊役を太田基裕・牧島輝のWキャストで、蒼猿役を玉城裕規、舒栄役を原田真絢、延王役を章平、景麒役を相葉裕樹らが出演します。
初日前には開幕を記念した囲み取材が実施され、出演の柚香 光、加藤梨里香、そして演出の山田和也が登壇し、開幕を迎える本作への意気込みを語りました。
開幕コメント
柚香 光:本当にいよいよ始まるんだなという思いと、初日に向けて少しでもより良いものにしようと稽古をしてきました。気合も十分、緊張も十分という気持ちでいます。陽子(ヨウコ)が次から次へと襲いかかる試練に立ち向かう、怒涛の彼女の旅路を皆さんも一緒に体験していただいて、共感して、そして彼女の成長を見守っていただけたら嬉しいです。また、稽古は初のミュージカル化、私自身も初めての本格ミュージカルということもあり怒涛でした。宝塚歌劇を卒業し、女性として歌うのが本当に難しくて一生懸命頑張っているところです。原作のファンの皆様、ミュージカルファンの皆様にも楽しんでいただける作品になるよう、一丸となって作り上げております。素晴らしいキャストの皆様、そしてスタッフの皆様と一緒に、この「十二国記」という素晴らしい作品に携わらせていただけたこと、本当に光栄に思います。皆様に観に来て良かったと思っていただけるように、大切に大切に務めますので、応援のほどよろしくお願いします。
加藤梨里香:心強い皆さんとたくさん稽古に励んで、劇場に入り映像など全てのセクションが揃いました。お客様に観ていただいて、どんな反応をしていただけるのか、楽しみでありつつ、とても緊張しております。物語は私が演じる陽子から始まるので、どのように空気を作っていけるのかをずっと課題としてやってきました。大きな妖魔と最初に戦うのも私で、舞台上全部を使って戦いながらとんでもない歌をうたう、そこも頑張ってきましたのでぜひ観ていただきたいです。また、この作品が今まで出演してきた作品の中で一番歌っているので、公演が続いていく中で保ち続けられるか挑戦になっていくと思います。
山田和也(演出):自信作に仕上がっていますが、緊張しています。原作の小野不由美さんの小説がとても素晴らしいので、その素晴らしさをミュージカルというやり方でお客さんに届ける。そこに一番気を配ってきました。小説を読んだ時と、変わらない興奮や感動を舞台でお客さんに味わってもらえるよう一生懸命考えました。原作の小説では、主人公の陽子(ヨウコ)さんの一人称で書かれていて、そこがすごく大事なことだと感じました。なので、舞台でも主人公の視点で物語が進んでいく。お客さんも一緒になって、異世界で見たことのない人、見たことのない町など、冒険してもらえたらなと。
公演概要
ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』
東京公演/2025年12月9日(火)~12月29日(月) 日生劇場
福岡公演/2026年1月6日(火)~1月11日(日) 博多座
大阪公演/2026年1月17(土)~1月20日(火) 梅田芸術劇場メインホール
愛知公演/2026年1月28日(水)~2月1日(日) 御園座
原作:小野不由美『月の影 影の海 十二国記』(新潮文庫刊)
脚本・歌詞:元吉庸泰
音楽:深澤恵梨香
演出:山田和也
製作:東宝株式会社
<キャスト>
ヨウコ(中嶋陽子):柚香 光
陽子(中嶋陽子):加藤梨里香
楽俊役(らくしゅん):太田基裕・牧島輝(Wキャスト)
蒼猿(あおざる):玉城裕規 舒栄(じょえい):原田真絢 延王(えんおう):章平
景麒(けいき):相葉裕樹
ほか































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