【レポート】昭和の名作テレビドラマが昭和100年の令和7年に舞台で蘇る︕ 舞台「中学⽣⽇記2025」囲み取材コメント＆ゲネプロの様子をお届け！

2025.12.07

1972年から2012年までNHKにて全国放送されたテレビドラマ「中学⽣⽇記」が、2025年12⽉5⽇（⾦）より東京・シアタ1010にて上演中。

原作は、中学⽣が抱える⽇常の問題をストーリー化し、公募による⼀般中学⽣が演じ、当時、誰もが共感できるとして⼤きな話題になったNHK制作の学園ドラマ。番組のルーツは1962年度の『中学⽣次郎』。その後『中学⽣時代』、『⾼校⽣時代』、『われら⾼校⽣』、『中学⽣群像』を経て『中学⽣⽇記』まで、その放送期間は通算50年に及んだ。

奇しくも今年と同じ⼤阪万博があった1970年。何もかもが不器⽤だった時代を、⼒強く懸命に駆け抜けた中学⽣たちがいた。受験を控えた３年⽣の彼らは、最後の⽂化祭で、⾃主映画に挑む。
携帯やSNSがなかった時代の中学⽣たちは、情報やつながりが今より限られた中で、将来への漠然とした不安や悩み、葛藤を抱えていた。それでも、彼らは直接的な対話や⼿紙、偶然の出会いを通じて、時間をかけて信頼や絆を築いていった。2025年は昭和100年という節⽬の年。昭和の中学⽣のメッセージは、令和を⽣きる若者たち、そしてかつて中学⽣だった⼤⼈たちの⼼にどんな共鳴を呼び起こすのか。

主役を⼩南光司、そして織部典成、三本⽊⼤輔、佐倉初、⼆瓶有加ら、若⼿からベテランまで総勢25名の俳優陣が出演。
本稿では、開幕コメントと併せてゲネプロの様子(写真掲載：10枚)をお届けします。

左から：三⽥美吹、佐倉初、⼩南光司、⼆宮礼夢、織部典成、三本⽊⼤輔

開幕コメント

⼤⼭⼀（先⽣/担任）役︓ ⼩南光司
稽古から今日まで日数的にも体感でもあっという間で、無事初日を迎えられたら嬉しいと思います。学校で生徒たちとより良い学校生活を送るためにはどうしたらいいのか、毎日いろんなことをディスカッションしながら過ごしてきました。その空気感を皆さんにお届けしたいですし、成人が中学生を演じますが、中学生らしい振る舞いを考えながら作ってきていたので、きっとキラキラした中学生が見れると思います。
この作品は展開が早くて見やすくもあり、その中にも細かい心情描写があるので、この子に感情移入できるなというふうに思いながら観ていただく楽しみ方や、クラスの雰囲気を楽しんでもらったり、いろんな楽しみ方があると感じています。大人からお子さんまで幅広く楽しんでいただける作品だと思いますので、いろんなメッセージを皆さんに届けられるよう、少しでも何か持ち帰っていただけるよう、千秋楽まで一生懸命やっていきます。

橘健⼆（⽣徒）役︓ ⼆宮礼夢
「中学⽣⽇記」という作品で、中学生を演じるにあたり、ちょっと遠い学生時代の記憶を呼び起こして、難しい年頃の中学生をどういうふうに演じようか、楽しみながら稽古をしてきました。いまこうして舞台セットができて、衣装も着て、ゲネプロを終えました。本当にすごく楽しかったので、僕たちが楽しみながらお芝居をしている姿を生で観ていただけたらそれだけで十分だと思っています。

⼭⽥哲也（⽣徒）役︓ 織部典成
生徒役が13人いて、それぞれがしっかり役割分担をして稽古に挑めたと感じています。意味のないところは全くなくて、それぞれの空間で話していることなどが連鎖してお芝居にも現れていると思います。そうした空気感や、中学生時代を振り返りながら観ていただけたら。楽しい稽古期間で、改めて青春を感じさせていただきました。

古茂⽥正輝（⽣徒）役︓ 三本⽊⼤輔
脚本に書かれているキャラクターの自由度が高いなという印象があり、稽古で各々の役者さんが自分のキャラクターをどう演じようかという、アイデアや工夫がすごく見えて、迷っている姿もそのまま板に乗っているんじゃないかと感じています。中学生の生き様を観ていただけたら嬉しいです。

横⼭咲⼦（⽣徒）役︓ 佐倉初
無事にゲネプロを終えて、皆様にお届けできることをすごく嬉しく思います。歴史のある「中学⽣⽇記」という作品の舞台化ということで、プレッシャーも感じつつ、日々稽古をさせていただきました。昭和なので、当時は「マジ」や「なるはや」という言葉がなかったということを稽古場で話したり、昔はあった、なかったという会話が飛び交っていて、そういう意味でもとても楽しいお稽古でした。千秋楽まで全員で頑張りたいです。

佐々⽊典⼦（⽣徒）役︓ 三⽥美吹
中学生は、反抗期や高校受験、将来のことなど、本当にたくさん悩んで葛藤する時期だと思います。その中で1970年代という、私たちがまだ生まれていなかった時間を、繊細に大切に演じていかないといけないなと思いながら稽古をしてきました。迷った時は、みんなで協力しながら稽古を積み重ねることができたので、本当に素敵なチームだと感じながら過ごしてきました。この作品をたくさんの方に届けたいですし、届くことを願っております。最後まで大切に演じたいと思います。

公演概要

舞台「中学⽣⽇記2025」

◆脚本・演出︓⻑⼾勝彦（東京印）

◆⽇程︓2025年12⽉5⽇（⾦）〜12⽉9⽇（⽕）全8公演
◆会場︓シアタ1010

◆出演
⼤⼭⼀（先⽣/担任）︓ ⼩南光司

橘健⼆（⽣徒）︓ ⼆宮礼夢
⼭⽥哲也（⽣徒）︓ 織部典成
古茂⽥正輝（⽣徒）︓ 三本⽊⼤輔
鈴⽊貴司（⽣徒）︓ ⽯渡真修
横⼭咲⼦（⽣徒）︓ 佐倉初
佐々⽊典⼦（⽣徒）︓ 三⽥美吹
⽯川直美（⽣徒）︓ 武⽥智加
森久志（⽣徒）︓ 吉⽥知央
樫村繁（⽣徒）︓ 澤邊寧央
神野清（⽣徒）︓ ⽒家蓮
池⽥治（⽣徒）︓ ⻄川岬希
⻘⼭もも⼦（⽣徒）︓ 嶋村⼼杏
栗林さくら（⽣徒）︓ 伊藤あいみ

⼭⽥三郎（哲也の⽗）︓ おばらよしお
佐々⽊正雄（典⼦の⽗）︓ 図師光博
橘健吾（健⼆と咲⼦の孫）︓ 茂⼿⽊漣
橘健太郎（健⼆の⽗）/橘健⼆（健⼆の55年後）︓ 安芸武司
池⽥恵⼦（治の⺟）/橘咲⼦（咲⼦の55年後）︓ ⻫藤レイ
⽯川もと⼦（直美の祖⺟）︓ 霧⽣多歓⼦

佐藤⾹（先⽣/保険）︓ ⼆瓶有加
澤⽥実（先⽣/⾳楽）︓ ⽥中彪
⿊崎誠（先⽣/体育）︓ ⼩笠原健
勅使河原⼆郎（先⽣/教頭）︓ 幸村吉也
真壁芳雄（先⽣/校⻑）︓ ⻑⼾勝彦

＜チケット情報＞
◆料⾦（全席指定・税込）
SS席11,000円 S席9,900円 A席7,700円

＜オフィシャルHP＞
https://stage-jr-high-journal.com

＜お問い合わせ＞
キョードーファクトリーチケットセンター 0570-025-500 オペレータ受付時間︓10:00〜18:00

主催︓キョードーファクトリー
共催︓NHKエンタープライズ、T-gene、エーディープロジェクト
企画・制作︓キョードーファクトリー

宣伝︓キョードーメディアス