【3.0レポート】『ミュージカル バイオハザード~ヴォイス・オブ・ガイア~』
2幕は、思いもよらない危機が次々と襲いかかるが、それでも諦めない。意外性のある展開も見る者を引きつける。多彩なミュージカルナンバーが生演奏で物語の世界を、時には迫力を持って観客に迫る。100%のハッピーエンド、という訳ではないが、希望の持てるエンディング。サブタイトルについているガイアという言葉はギリシャ語で大地を女神として神格化したもの。転じて大地という意味に使われたりもするが、地球という意味になることもある。『~ヴォイス・オブ・ガイア~』、この意味はラストでわかる。リサは本当は何者だったのか、ダンは何を知っていたのか、こういった“謎解き”もさることながらも、人の命、想い、記憶、思いやり、そういったものがシンプルであるが、全編にわたって歌い、語られる。熱い、熱い物語であった。
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