【インタビュー】永井豪×オーケストラ ダイナミックコンサート ロングインタビュー 〜前篇〜
アニメとオーケストラの企画、
永井豪先生と豊島区の縁、永井豪先生の画業50周年。
様々な「縁」と「タイミング」が1つに収斂していった。
和田・臼田・竹澤:(質問内容の紙を見ながら)なになに? 企画の発端、企画意図ですか?
――今回、永井豪とオーケストラのコラボレーションという大きな企画ですよね。この企画はどういった経緯で発案され、進んできたのでしょうか?
和田・臼田:そうですね、企画意図と発端は、竹澤プロデューサーに聞いていただいたほうがいいかな。
――では、竹澤プロデューサーにお聞きします。この企画は、どういう経緯でスタートしたんでしょうか。
竹澤:豊島区と公益財団法人としま未来文化財団(以下 未来文化財団)から、アニメとオーケストラという組み合わせで何かしたいと言う話がありました。色々企画を練り上げる中で、豊島区から「もし可能だったら区にゆかりの方でお願いしたい」という希望が出て、それだったら一番ゆかりがあるのは永井豪先生ですよという話になりました。もともとダイナミックプロさんは、豊島区の大塚のほうにあったというのもあるし、永井先生が小学生の頃から豊島区に住まわれていたのもあったので。
話は少し戻りますが、僕は3年前に臼田さんと国際フォーラムで、アニソンのイベントをやらせてもらったんですね。たまたまその年は、永井先生の『デビルマン』と『マジンガーZ』の40周年だったので、第2部は永井豪縛りでやらせていただいたんです。そんなこともあり、僕も永井豪先生の事務所、ダイナミックプロダクションとは懇意にしていたので、趣旨をご説明させてもらったら、御快諾いただけました。
ちょうど来年永井先生が来年に画業50周年を迎えるという事もあって、今年から来年にかけて、50周年に向けた様々な企画が進行中でした。映像化の企画もあって、もう発表されているものとしては、西内まりやさんが出演される『キューティハニー』などもありますよね。そういうタイミングということもあり、なぜ今、永井豪かというところもふまえて、永井豪作品をオーケストレーションしましょう、だけど、いま流行の映像をただ流してのフィルムコンサートにはしたくないねという話になりました。そこで、演出の臼田さんと相談をさせてもらって、ダンスあり、映像あり、あとゲストもありみたいに、「新しい形でアニメとオーケストラを融合させる」ということにしました。「アニケストラ」という名前も造語として作って、アニケストラ企画第1弾として、この『世界に発信・劇場版アニソンワールド 永井豪×オーケストラ ダイナミックコンサート~映像とオーケストラサウンドで蘇る永井豪の世界~』の企画がスタートしました。
そうして、未来文化財団さんと一緒にお話を進める中で、指揮者には豊島区管弦楽団で指揮をしていただいている和田一樹さんはどうかという話が出て、ご紹介いただいてお話させていただいたら、ちょうど和田さんが『デビルマン』の大ファンだと。
和田:はいっ(強くうなずく)
竹澤:それで、ご一緒にと言うことで、企画進行中、という次第です。
――じゃあ豊島区と未来文化財団のほうから、企画をやりたいというお話があったところからはじまっている。その中で永井先生の50周年とか、竹澤さんと臼田さんが以前デビルマンとマジンガーZ40周年のときに東京国際フォーラムでアニソンイベントをやられた件とかが色々タイミングよく集まってきたという感じですね
竹澤:そうなんですよ。集まってきた感じですね。
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