【レポート】『舞台アルカナ・ファミリア2 -23枚目のタロッコ-』
まず、開演前にアナウンスがあるが、ここで観客参加シーンの説明がなされるので、ちょっと早めに席に着いておきたい。振りも決まっており、ここは何度か練習出来るのと、そんなに難しい動きではないので、よく確認を。
客席が温まったところで、“本編”に入る。まずは“おさらい”、ナレーションで『アルカナ・ファミリア』の解説が入り、それからキャラクターの紹介も兼ねたアクションシーン。動きのあるオープニングなので、ファンなら、テンションがアップするところ。平和なファミリーの光景、ちょっとしたお笑いシーンもあり、和やかだが、こういった風景の後には何かが起こる……。ダンテよりジョーリィの話が出るが、その内容は穏やかなものではなく、皆、信じられないといった様子だ。
通路を使う演出もあるので、もし、何か話しかけられたら、ここは“反応”して欲しいポイント。危機的状況に陥るアルカナ・ファミリー、「俺は23枚目のタロッコの持ち主だ」という男、名はスピナー、彼は一体何者なのか……。各メンバー、いろんな想いが交錯する。各キャラクターに見せ場があり、アクションシーンもたっぷり。内省的な部分も多く、キャラクターの心の機微や隠された想いがところどころで噴出するが、それでもファミリーの絆は固い。フェリチータはどこまでも前向きで強い女の子、そんな彼女を想う男性陣、パーチェ(小林 涼)は声だけの出演だが、彼の「ラ・ザーニア」は存在感たっぷり、モンド(升 毅)のよく響く声は作品を引き締める。
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