【レポート】舞台「ホイッスル! ~BREAK THROUGHT-壁を突き破れ~」
この武蔵森中との試合が圧巻で、コミックでも迫力の展開だが、これを省略せずにあますところなく描く。武蔵森中の“黒い津波(タイダルウェーブ)”のフォーメーション等よく工夫されており、コミックのシーンが蘇る。そして後半戦、松下左右十のアドバイスを受けて桜上水中イレブンは互角の戦いを繰り広げられる。彼らは武蔵森中のメンバーと比べると体格も技術も劣るが、それでも立ち向かっていく。ひとりひとりに見せ場があり、またスローモーションで心の叫びを言うシーンは、感動、感涙だ。走って、蹴って、の繰り返しだが、蹴り方ひとつにもこだわりを見せる。実際のサッカー場と比較すると、舞台は、もう“猫の額”ほどしかないのに、なんだか広く感じられる。小道具として“網”があるが、これが様々に変化するところは必見。
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