ホイッスル!

【レポート】舞台「ホイッスル! ~BREAK THROUGHT-壁を突き破れ~」

ホイッスル!

桜上水中に入り、サッカー部のメンバーに早々に誤解されるが、すぐに3軍だったことがわかり、いたたまれなくなる風祭。テンポよく物語は進んでいく。そしてキャプテンの座をかけた上級生vs水野たちの試合が始まる。このサッカーの試合シーンをどう描くか、ここがこの舞台の焦点&見どころだ。本当のサッカーを彷彿とさせるフォーメーション、ボールを追う走りっぷり、足技、実際のボールは出てこないが、観ているうちに見えないはずのボールが見えてくる。ゴールを決める瞬間はひとつの表現にこだわらずに照明、音、映像を縦横無尽に使って表現する。そして後半はいよいよ強豪・武蔵森中との試合だ。ストーリーは文庫本の1〜2巻までで、いくつかのエピソードを省略、それから顧問の香取先生もこの舞台では省略されている。風祭にとって水野との出会いは大きいが、水野にとっても風祭は自分を変える程の出会いだ。「どうせ勝てないんだから」「適当に楽しくやろう」といった風潮のサッカー部だったが、風祭によって大きく変わっていく。そして、武蔵森中と当たることになってしまう……。

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