【レポート】舞台「ホイッスル! ~BREAK THROUGHT-壁を突き破れ~」
舞台上は何もなく、八百屋になっており、サッカーにつきもののゴールもない。サッカー場のざわめきがだんだんとクレッシェンドになり、幕開きだ。まずは、実際のサッカーの映像が流れる。よく知っている、あのブルーのユニフォーム、BGMは『君が代』だ。それから全キャラクターが舞台に集まってくる、皆で連呼する、「信じていれば、夢は実現する」、この作品のテーマのひとつでもある。それからホイッスルが鳴り響く。
この物語の主要メンバーのバックボーンが語られる。風祭将はサッカーの名門・武蔵森中に入ったものの3軍で背が低いだけでレギュラーには絶対になれないことを知ってしまった。風祭をバカにする台詞、嘲笑、コミックにも描かれているが、そんな言葉が風祭の心に刺さる。桜上水中の水野竜也もまた、訳ありだ。そこから全メンバーが出てきてくるが、ヒップホップのコリオにサッカーの動きを掛け合わせ、これがなかなかかっこいい。楽曲も勢いがあって作品世界を盛り上げる。登場人物の“紹介”、映像、音楽、決めポーズでテンションの上がる幕開きだ。それから、本格的にストーリーに入る。
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