「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-

【レポート】「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-、開幕!

2021年4月15日(木)東京・品川プリンスホテル クラブeXにて、「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-が開幕!

本作品は、漫画やアニメを原作とした2.5次元舞台とは反対に、舞台を筆頭にさまざまなメディアで展開していく“逆2.5次元”作品。
舞台版からプロジェクトを始動した「錆色のアーマ」は、2017年6月に初演を上演。2019年1月にはプロジェクト第2弾としてKADOKAWA「月刊コミックジーン」にてコミカライズの連載がスタートし、同年6月に舞台版の続編「錆色のアーマ」-繋ぐ-が上演され、更にアニメ化が発表されました。

本作は2020年6月に上演を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため残念ながら中止となっていました。
この度、改めてキャスト・スタッフが集結し、振替公演が遂に開幕を迎えました。
シリーズ初の外伝となる本作では、秀吉との戦を脱し、紀州の山奥に里を移そうとしていた紀の国、雑賀衆が、謎多き梟の橘三兄弟とどのように交錯していくのか。新たな“巡り合わせ”の物語が紡がれます。

本稿では公演に先駆けて行われたゲネプロの様子(写真掲載:20枚)と、キャストコメントを併せてお届けします。

コメント

演出・上演台本: 元吉庸泰

1 年間、羽を休め続けた梟がようやく飛び立つことができます。
稽古場ではできうる限りの感染対策をしつつ、俳優たちとスタッフにより「錆色のアーマ」を体現する演劇作品が組み上がっています。まだまだとても不安定な世の中、舞台作品を作り、上演できる喜びを噛み締めつつ。
私たちにできることは、安心してお客様全員が楽しめるようになるまで、しっかりと歩くことだと思います。
外伝、碧空の梟。私たちにできることを精一杯詰め込みました。
劇場で、配信で、そしてこの先の未来のどこかで。この物語を楽しんでくだされば嬉しいです。

橘 東雲(たちばなしののめ) 役: 仲田博喜

お待たせしました。皆の思いが繋がり、いよいよ「錆色のアーマ」が開幕いたします。
一年越しの思いも、今やるからこその意味も、しっかりと舞台の上で熱量に変えて届けたいと思います。
“逆 2.5 次元”、自分たちの生き様が原作になる。
橘兄弟を愛してもらえるように、そして雑賀衆も妖も、どのキャラクターも魅力的なので是非色んな生き様を観てもらえたら嬉しいです。
円形劇場ということで、それぞれの席からしか見られない表情もあるかと思います。僕自身初の円形の舞台、その空間を楽しみたいと思います。本編終了後にはライブパートもあるので、そちらもお楽しみに!
千秋楽まで全員で駆け抜けていきたいと思いますので、最後まで応援よろしくお願いします。

鶴首(つるくび) 役: 荒木健太朗

2017 年にスタートした舞台「錆色のアーマ」がこの度、外伝として上演されることとなりました。当初は昨年にお披露目される作品でしたが、新型コロナウイルスの影響により中止となり、また、こうして皆様にご観劇いただけると思うと喜びもひとしおです。
今作は、雑賀衆の過去の蟠り、後悔、橘兄弟の願いと許しの話です。はじめて「錆色のアーマ」を観る方にも楽しんでいただけるものになっていますし、シリーズのファンの方には色々解明される部分もありますので楽しんでいただければと思っています。残念ながら劇場に足を運べない方も配信もありますので、是非ご利用ください。
また「錆色のアーマ」は舞台先行でそこからメディアミックスへ派生していく、いわゆる“逆 2.5 次元”として展開していくのも魅力です。こちらの方も今後の吉報をお待ちください。
千秋楽まで一つ一つ大事に精進して参ります。キャスト、スタッフ一同、お待ちしております。

「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-本作で重要な役割を担うキャラクターとして、橘 東雲(演:仲田博喜さん)、橘 未布留(演:櫻井圭登さん)、橘 羽矢十(演:富園力也さん)が新たに登場。
橘三兄弟を中心に物語が描かれ、雑賀衆のメンバー・鶴首(演:荒木健太朗さん)、黒氷(演:平田裕一郎さん)、アゲハ(演:神里優希さん)、雑賀の里を含む紀ノ國の筆頭・藤白(演:石渡真修さん)、雑賀衆の前に立ちはだかった伝説の妖怪・茨木童子(演:佐藤永典さん)、酒吞童子(演:田中しげ美さん)らが本作で活躍します。

「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-影が走る。
“梟”
日の御門に仕えし精鋭集団。ある目的から各地に散りし神器、十種神宝(とくさのかんだから)を求め暗躍する。その圧倒的な殲滅力から時には暗殺集団と呼ばれることさえあった。その梟において最強の呼び声高き橘三兄弟はいま、熊野の神域を目指し走っていた。

「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-一方、秀吉との戦を脱した紀の国、雑賀衆は新たに紀州の山奥に里を移そうとしていた。紀の国筆頭藤白は、鶴首、黒氷、アゲハの三人のアーマ使いを連れ熊野権現に里神を迎える願いを立てに、熊野の神域へ向かう。
そして神器を求め、妖の影もまた神域に向かい蠢く。
瞬間、水の音がした。
その神域は神の元に願いを立てる者を選別し、禊の試練を与える。
その中で彼らが“再会”するものとは・・・?
錆色の鼓動が、また。碧空の梟が羽ばたく。

謎多き梟の橘三兄弟が雑賀衆たちとどのように交錯していくのか、是非劇場で見届けてください。

「錆色のアーマ」外伝 -碧空の梟-また、後半の【宴の時間】(ライブパート)も見どころのひとつ。
本編では観れないお茶目な一面も見れるので、お楽しみに!
本公演ではサイリウム・ペンライトの持ち込みが可能なので、是非一緒に盛り上がってください♪
※応援グッズについては、公式HPにてご確認ください。

ライブ配信も決定しているので、劇場に来れない方は、お家でもお楽しみいただけます。

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。