【3.0レポート】ミュージカル『TARO URASHIMA』
乙姫は最初は引き蘢りであったが、浦島太郎と出会ったことで内に秘めたパワーが炸裂、行動的になるところは現代的。脇キャラも賑やかでアンコーやヒラメンのコンビ、甲太子やその妹の丙姫のちょっと自己中心的ないい加減さ、ダイオウグソクムシ参謀やタカアシガ二将軍の腹黒さ、これでもか、という濃さで客席を笑わせる。哀愁漂う、ちょっと切ないポジションの深海王子等とにかく目が離せない。竜宮城でアイドル活動しているマモリ鯛メンバー、この濃過ぎるキャラクターに囲まれて、負けじとソング&ダンス。貴族ミギ麻呂演じる大堀こういち、実はムサシの母も演じるのだが、これが超絶に可笑しく、ここは必見場面で爆笑間違いなし。ラストに感涙場面が用意されているが、特に2幕目はジェットコースターのようなスピード感で展開するので、もう片時も目が離せない。
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