【3.0レポート】『幽霊』
『幽霊』
ヘンリック・イプセン、「近代演劇の創始者」または「近代演劇の父」と称されるノルウェーの劇作家だ。またシェイクスピア以降の劇作家では世界で最も上演されている劇作家の一人である。
さて、今回上演される『幽霊』は、当時タブーとされていた問題、「梅毒」「近親相姦」「聖書批判」等が提示されていたので、多くの非難を浴び、多くの都市で上演が禁止された。初演は1882年のシカゴであったが、ノルウェーでは1883年にノルウェーの劇団で初演された。愛のない結婚を否定しつつも,因襲的な観念に縛られて放縦な夫のもとに留まり、家名を守るため偽善に終始してきた女性、アルヴィング夫人(朝海ひかる)がヒロインである。
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