【レポート】新生『デスノート THE MUSICAL』開幕!
【あらすじ】
成績優秀な高校生・夜神 月(やがみライト)は、ある日、一冊のノートを拾う。ノートには、「このノートに名前を書かれた人間は40秒で死ぬ」とあった。それは、死神が退屈しのぎに地上に落とした“死のノート”(デスノート)であった。
犯罪者を裁ききれない法律に、限界を感じていたライトは、ある日、テレビで幼稚園に立てこもる誘拐犯の名前をデスノートに書いてみる。すると、誘拐犯は突然、心臓発作で息絶えた。「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る“新世界の神”だ」と、ライトはデスノートを使い、犯罪者の粛清を始めていく。世界中で犯罪者が不可解な死を遂げていく事件が相次ぐ中、インターネット上ではその犯人を「キラ」と呼び、称賛しはじめる。犯罪の数が激減する中、警察は犯人の手掛かりさえつかめないでいた。そこへ、これまであらゆる難事件を解決してきた謎の名探偵L(エル)が事件を解決すべく、捜査を開始する。
1月~3月にかけて、全国4都市で上演される『デスノート THE MUSICAL』。
東京公演初日に、主役である夜神 月を演じたのは、村井良大。
最初の楽曲「正義はどこに」では力強い歌声を披露し、一気に観客らを物語の世界へと引き込んだ。歌唱シーンだけでなく、心理戦を繰り広げる際の、彼の細かな表情の切り替えや、特に後半でさらけ出される「人間らしい」様にも是非、注目していただきたい。
本番の1年近く前から、日本語の練習をしてきたという、パク・ヘナ。
死神レムの独特な雰囲気を、動作や話し方、そして歌声、その全てで演出している。彼女の妖しくも美しい歌声に、聞き入ること間違いないだろう。
月とエルの心理戦を中心に、息もつかせぬ展開を繰り広げる物語。それを支え、更に濃い“デスノート”の世界にしてくれるのは、ブロードウェイの鬼才フランク・ワイルドホーンによる圧倒的な音楽だ。生演奏にて全公演が行われ、この舞台でしか味わえない迫力を体感できる。
新キャストによる、ミュージカル“デスノート”の世界を是非、自身で体感してほしい。
文・小池理恵
動画:志田正和(2.5news)
写真提供:ホリプロ
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