【3.0レポート】『筋書ナシコ』
『筋書ナシコ』
鈴木 聡が主宰する劇団ラッパ屋の第42回公演。物語の舞台は銀座のはずれの飲食ビル『パンデルオーラ』(もちろん、架空)、いくつかの飲食店が集まっており、パーティも出来るイタリアンの『プッチーニ』、和食の『富久』、パクチー料理が名物のエスニック『イーストウインド』、ジャズが流れるバー『月と6ペンス』、それぞれの店の第2入口が面した共有スペースはトイレやテラスへの通路や待合場所として利用され、この店のシンボルである『パンデルオーラ』つまり、風見鶏が中央にあるが、何故か風もないのに時折回る。そこへ出版社のパーティに参加すべく、雑誌ライターの梨子がこのビルにやってくる。40代、バツイチ、独身、しかもフリーランス故、収入は不安定。そんな彼女の心境を象徴するように風見鶏がクルクル回る。友人の雅美もやってきて……。
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