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【レポート】崎山つばさの新境地!?初主演作品 舞台「幕末太陽傳 外伝」が本日より開幕

本作舞台「幕末太陽傳 外伝」は居残り佐平次という落語をベースにしていることから、落語家による「まくら」のような前説から始まる。軽快な説明に乱入する主人公の佐平次。さらには攘夷派の志士。一瞬にして平成の三越劇場が幕末品川の色街となり、舞台の幕が上がる。

友人と共に相模屋に辿り着いた佐平次。相模屋やその付近にあったさまざまないざこざが、佐平次の登場をきっかけとし転がり始める。佐平次はそれらの問題になんやかんや関わり、持ち前の機転と明るさ、優しさでうまい具合に解決していく、と言うのが本作の大筋のストーリーだ。

今回佐平次を演じる崎山つばさは、本作が舞台での初主演、さらには今まで演じてきたキャラクターとは全く違う佐平次という役ではあったが、いわゆる「べらんめい」言葉を巧みに操り、お調子者で機転のきく佐平次を見事に表現。さらにはコブシの効いた歌、そしてダンスも披露する。

本作の物語では基本的には相模屋に関わる人々に焦点が当てられており、佐平次の過去や身の上は匂わす程度となっている。だが、「佐平次にはきっとこんな過去がったんだろう」と見るものが想像できるような深い人物表現がされているのも注目点の1つではないだろうか。

また、そんな佐平次と関わる高杉晋作や、相模屋の従業員たちにも注目。佐平次の劇薬のような破天荒な人を投入することでさまざまな人間模様の化学反応はまさに十人十色。楽しくそして少ししんみりするような結末へと向かっていく。

佐平次を中心とした、幕末の品川色街の人間模様を、ぜひ劇場で堪能してほしい。

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