ツキウタ。

2.5 次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ第 5 幕『Rabbits Kingdom』

ツキウタ。

ねずみに鳥等、ファンタジー的な設定、それぞれ思惑がある様子、そこへ白い兎たちが……。お城で鉢合わせ、「不審者、発見!」と言ったかと思ったら「こんにちは!」。ここで出会う彼ら、そこから物語が本格的に動き出す。鳥族の女王・カラヴィンカが歌うシーンがいくつかあるのだが、これが圧巻で、思わず聞き惚れてしまう。演じるのは五東由衣、劇団四季出身で『アイーダ』のアムネリスや『マンマ・ミーア!』のドナ・シェリダン等を演じたミュージカル女優で流石の歌唱力。鼠族の王・ムースは兎の王国を快く思っていない様子、波乱の予感がする。謎の男の襲撃、何のために彼はここに来たのか、その理由は最後に明かされる。「全ては俺になる!」と高らかに言い放つ。
コミカルなシーンもあり、また、心に染み入る台詞もあり、泣ける場面も。全てのキャラクターに見せ場があり、兎にねずみに鳥に狼、西洋の童話っぽく、可愛らしさとシニカルさが同居する。ラスト近くはアクションや殺陣もあって、メンバー、大奮闘!謎のキャラクターを演じる鮎川太陽、長身を生かしたキャラクター作りで不気味、物語のキーマンらしい存在感。各キャラクターを演じる俳優陣、初演から持ち役にしているだけあって、お約束な行動や発言、ここはファンならツボ。毎回、ちょっと季節的な要素を盛り込んだ物語、年末っぽい雰囲気、たっぷりめの1幕ものであった。
なお、黒兎王国Ver.・白兎王国Ver.ともに登場キャストは共通(12名全員)、本編物語の大きな流れは共通となり、各王国ごとのやり取りがそれぞれ追加されるとのこと。

ツキウタ。

関連記事一覧

  • コメント ( 2 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. 匿名

    図書館ではなく古書店では?

  2. 2.5news(編集部)Info25NEWS

    @匿名

    ご指摘ありがとうございます。
    「古書店」に修正させていただきました。
    m(__)m