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狂おしき真夏の一日

【3.0レポート】三枝成彰 オペラブッファ『狂おしき真夏の一日』

狂おしき真夏の一日

セットはシンプルかつ象徴的で直線的、衣裳は奇抜だがお洒落、ヘアスタイルは一度見たら忘れられないくらいのインパクト。不倫に浮気、ネタ的には下品なものが目白押し、これでもか、というくらいに投入されているが、観ていてもそんなにお下劣な感じはない。むしろ、自分に素直な人達のひとときの宴、真夏の太陽がそうさせているのだろうか、POPで楽しい印象、最後にキャノン砲がパーンと華やかに客席に、狂おしき1日は彼らにとっては愛おしき1日、この経験を通して登場人物達が成長したかどうかはさだかではないが、ちょっぴりの発見があり、そしてハッピーになり、たったそれだけでもいいじゃないかと思わせてくれる。オペラと言うと難しく考える人もいるが、この作品はそんなことはなく、笑ったり、共感したり、そんなこんなで人生は続いていくのだと思わせてくれる。指揮は大友直人、管弦楽は新日本フィルハーモニー交響楽団。合唱は六本木男声合唱団ZIG-ZAGだが、彼らのジャージ姿は要注目。

狂おしき真夏の一日

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