【レポート】「イケメン戦国 THE STAGE」~織田軍 VS “海賊” 毛利元就編~
ところで、今回のストーリーの中心である毛利元就は、史実でもなかなかの策士であったそう。安芸(広島県西部)の小さい国人領主であったが、暗殺や買収、養子縁組に婚姻等、あらゆる手段で中国地方のほぼ全域に勢力を拡大し、一代で大国を築いた。用意周到で合理的な策略とリスクの多い駆け引きも行い、自軍を勝利に導いていた。また、今回海賊という設定が用いられているが、史実上でも、毛利水軍(もうりすいぐん)という直轄の水軍(海賊衆)がおり、勢力を拡大するにつれて小早川氏や大内氏の水軍を取り込んでの直轄の水軍を編成、後に村上水軍をも取り込んで瀬戸内海の覇権を確立したので、文字通りの一大勢力となったのである。
上手く織田軍に入り込んだ毛利元就、仲間のふりをしながら織田信長を倒す計画を練る姿はなかなか狡猾だ。天下人を目指す織田信長、名だたる武将を束ねるだけのリーダーシップを発揮する。一見曲者でミステリアスな明智光秀(橋本全一)、織田信長に忠実な豊臣秀吉(緑川睦)、そんな武将に囲まれる舞、スリリングな“戦国ライフ”だ。前回同様に現代人の猿飛佐助(早乙女じょうじ)、“就職先”をちゃんと見つけて働いている、ただ1人の現代人なので舞はそんな佐助を頼りにしている。自軍に入り込んだ貿易商が実は……を知らない織田軍の面々は毛利討伐に向けて動き出す。
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