【レポート】舞台『東京喰種トーキョーグール』〜或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録〜
舞台『東京喰種トーキョーグール』〜或いは、超越的美食学をめぐる瞑想録〜
映画版も話題性抜群の石田スイ原作の『東京喰種トーキョーグール』、映画版は7月29日に全国ロードショーとなるが、舞台化は映画化より早く初演は2015年7月、ストーリーはカネキが喰種であるリセの臓器を移植され、半喰種になってしまう部分を中心とした物語であった。今回は喫茶店「あんていく」で働き始めたところから物語は始まる。
舞台中央にカネキ(松田凌)、ポツンと座っている。「父さんのことはほとんど覚えていない」と言う。そして「僕は人間じゃない、かと言って喰種でもない」と独白する。苦悩するカネキの姿は孤独そのもので、真っ暗な舞台にポツンとした姿がそれを物語っている。オープニングは映画的で映像を駆使して各キャラクターをみせていく。音楽は初演に引き続き坂部剛、『烈車戦隊トッキュージャー』のオープニングテーマ等の特撮やアニメ、ゲームの音楽等も手掛けているが、力強いオープニング楽曲は、物語の出だしにふさわしい。
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