【レポート】「錆色のアーマ」
<あらすじ>
鉄砲ひとつで戦乱の世に名乗りを上げた孫一という男がいた。 その鉄砲技術を手中に収め、天を食らおうとする信長という男がいた。
始めのうち、信長は孫一たち雑賀衆を利用しようとし、孫一もまた故郷の村を襲った信長を嫌い憎んだ。
信長暗殺を企み、信長の袂に潜り込んだ孫一率いる雑賀衆。 次第に信長は孫一たちの才能に惹かれ、孫一は信長の求心力に惹かれていた。
そこに忍び寄る第三の目、顕如が率いる一向宗という存在。 救済信仰を傘に信長打倒を狙い、織田軍の内部に謀反の種を蒔く。 そして、自らの野心の火を抑えられぬ明智光秀は顕如と手を組んでしまう。
孫一は光秀の罠に陥り、雑賀衆の仲間と完全に分断される。 次第に進む信長暗殺計画。バラバラになる雑賀衆の仲間達。
すべてがその場所、本能寺へと集約されていく。 果たして、孫一と信長は、その場所で何を見るのだろうか?
演出の元吉庸泰コメント
ようやく来たぜ、この場所に。そんな思いが心に満ちています。逆2.5次元、ここが原作。言うのは簡単ですが、ここまで沢山の壁がありました。「よい原作」であるためには「よい演劇」でなくてはならず。それでいてしっかりと2.5次元の作品でなくてはならない。その為には俳優たちは膨大な量のキャラクター考察と実践を繰り返し、物語の追及をし、そして歌・振付・殺陣の難しいバランスを乗り越えて来ました。ここに2人の座長である佐藤大樹・増田俊樹が率いる座員一同が信じる「錆色のアーマ」があります。そうやって創り上げた舞台「錆色のアーマ」。その美学を、存分に楽しんで頂ければと思います
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。