【レポート】舞台「ハイスクール!奇面組」
物語の出だし、舞台に河川 唯が1人、座っている。一応高校に転校してきたばかり、代わり映えのしない退屈な高校生活が始まるのかと思うとうんざり、といった風情だが、そんなことは杞憂に……。次々と現れる個性的な高校生、そう、彼らこそが奇面組だ。そして「色男組」「腕組」「番組」「御女組」も次々と登場する。客席は、始まった早々に爆笑につぐ爆笑に。懐かしいうしろゆびさされ組の歌に合わせてキャラクターが踊る、踊る!あの、80年代の、あのテイストが舞台に充満する瞬間だ。熱血教師・事代作吾がやってくるが、もう出てきた瞬間に面白過ぎ!古典的なギャグだが、天井から大きなたらいが頭を直撃!奇面組の5人は倒れるたびに手足をジタバタ、その一挙一動が可笑しく観客は、それに対していちいち爆笑につぐ爆笑。演出は超アナログで例えば、「御女組」はリーダーも入れて5人いるのだが、そのうちの2人は“ハリボテ人形”、映像演出は一切なし、の徹底ぶり。コケる、挙動不審は当たり前、雲童 塊は宙返りの連続(ここは拍手!)、天野 邪子はくわえ煙草に超ロングセーラー服(懐かしいスケバンの定番ファッション)等、枚挙にいとまがない。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。