【レポート】舞台版『心霊探偵八雲 裁きの塔』
<初日コメント>
▼斉藤八雲役 久保田秀敏さん
八雲を演じ、本公演を成功させるためには、皆をどう見せていけるかが重要だと思っております。 3作目の今回も、皆の想い、葛藤、そして、歪んだ過去を推理で導き出し、明快に繋いでいく役割を果たしたいと思 っています。その中で僕が一番重要視しているのは、ずっと一緒に色々な事件を解決してきた晴香との繋がりで、今 までの作品以上に深く見せていきたいと思います。 集大成となる「裁きの塔」で、八雲の生き様、晴香への想い、そして、後藤、石井、真琴…全てのキャストの人間ドラマを、舞台上に上手く描き出せたらと思います。最後の八雲、頑張ります。
▼小沢晴香役 美山加恋さん
ANOTHER FILESシリーズ第3作目の”ラスト八雲”がついに始まりました。 今回は八雲君の感情が動くところが見どころなので、そこを存分にお客様に味わっていただきたいと思います。 晴香がどれだけ八雲くんの中で大きい存在かということを、前半部分でお客様にお伝え出来るかどうかが勝負どころ だと思うので、絡みの部分でいつもとは違う八雲君の反応を引き出したいです。 小沢晴香として八雲君と一緒に素敵な作品にできるよう頑張りますので、是非観にいらしてください。
▼後藤和利役 東地宏樹さん
”ラスト八雲”となる今回の「裁きの塔」は、”信じる”ということがテーマです。 劇場に入って舞台装置を見たらさらに熱が上がりまして、今まで稽古場でやってきたこと、芝居、脚本と、この装置と 音や明りとが上手く合わさったら、とても素敵なものになると思いました。 今回も、僕と石井との堅苦しくないシーンを作ってもらっているので、そういうところでは是非笑っていただきたいです し、あとはしっかりとしたお話が出来ていますので、2時間、集中してみていただければ嬉しいです。
▼石井雄太郎役 佐野大樹さん
今回、『心霊探偵八雲 裁きの塔』は舞台化シリーズの最終章となります。 僕は初演から10年間八雲に出演してきましたが、やはり今回は特別感があり、役者同士のみならず、全スタッフさん の技術と想いが相まって、すべての歯車が噛み合い、まさに最終章にふさわしい作品に仕上がったと思います。 ラスト八雲「裁きの塔」まずは一度観に来ていただきたく、役者一同皆様のお越しをお待ちしております。 ぜひ劇場へ足をお運びください!
▼演出 伊藤マサミさん
心霊探偵八雲の演出をさせていただくのは3回目になりますが、毎回1回目だと思ってチャレンジしています。 今回も、新しいこともやりながら、心霊探偵八雲の普遍的な面白さを伝えるべく、とにかく熱いステージを作りたいとい う想いで手掛けさせていただきました。 これまでの作品のなかで最も急展開、ハイスピード感を意識しましたので、見れば見るほど先が気になる作りになっ ています。また、円形のステージを活用して、ある一定の席でしか見られない表情、ある一定の席でしか聞こえない 音も沢山散りばめましたので、どの席に座っても楽しめると思いますし、何度も観たいと思っていただけると思います。 舞台版は今回で最終章ですけれども、今後もずっと”八雲”のキャラクターは皆さんの中に生き続けると思いますの で、その想いをこの「裁きの塔」から引き継いでいっていただければ幸いです。
▼原作・脚本 神永 学さん
舞台版「心霊探偵八雲」最終章となる『心霊探偵八雲 裁きの塔』がいよいよ開演します。 本作は、信頼をテーマに描いています。登場人物たちそれぞれが信じる――ということについて葛藤を繰り広げてい きます。
思えば、舞台も信頼によって創り上げられるものです。 キャスト、スタッフの信頼の結晶である本作品を、是非劇場でご覧ください。
<あらすじ>
大学内にそびえ立つ時計塔には、かねてから妙な噂があった―。
塔の最上部には大きな姿見が置かれている。
その鏡は、黄泉の国と通じていて、十二時にその鏡の前に立つと、
亡者と再会することができるのだという―。
ただ、その噂を確かめられた者はいない。
なぜなら、亡者との再会を果たした者は、黄泉の国に連れていかれるからだ―。
「時計塔の亡霊に、ぼくはあの作品を書かされたんです―。」
ある1冊の小説を巡り、運命の歯車が動き出す。
そんな中、大学内の時計塔で殺人事件が発生。
晴香が容疑者として捕らえられ、自供してしまう。
時計塔の亡霊とは……?小説に隠された秘密とは―?
そして、裁きを受けるのは誰なのか。八雲は真実を導きだせるのか―。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。