【レポート】舞台「あさひなぐ」
まずは1幕2場から、旭と将子、さくらの3人が薙刀部の勧誘を受けるシーン、全出演者が登場する、明るく希望に満ちた場面だ。
「ようこそ!薙刀の世界へ!」、勧誘の謳い文句であると同時に観客に向かっての言葉でもある。薙刀を持ってのフォーメーション、なかなか華やかだ。そしてキャラクターが登場するが、真琴つばさ演じる寿慶、住職の格好でサングラス、何故かこれが似合う。そして旭が叫ぶ「なれますか?私でも!あんな風になれますか?」薙刀がかっこいい、強い、なりたい自分を見つける瞬間だ。シンプルかつシーンを雄弁に彩るピアノがメインの楽曲。2度程返して、ここはひとまず終了。
次は1幕9場から、二ツ坂高校と國陵高校の練習試合のシーン。練習と言っても試合は試合、真剣勝負だ。ここで登場するキャラクターの性格がわかる。その一挙一動、ここは注目ポイント。旭はちょっと腰が引け気味、泣く、「弱いってバカにしないでください!」と言いつつも鼻血まで出す始末。この“へっぽこ”ぶりはコメディセンスがないと出来ない。1年生エース・一堂寧々の鼻持ちならない発言「レベル低い試合に勝ってもうれしくない」、もう言いたい放題なキャラだ。旭の結果は散々だったが「次は勝ちたいです!」と超前向き発言。この場面も見せ場であった。
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