映画『NOT BEER』

【インタビュー】映画『NOT BEER』玉城裕規さん×相馬理さん

20255月30日(金) ~6月12日(木)まで、シネマート新宿にて2週間限定上映される、映画『NOT BEER』。
本作は2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された「Not beer but low-molt beer」の映画化作品。認知症だった瀧ハルエの通夜の日に集まった4人が、ハルエの財産を巡り嘘を繰り広げる小さな奇跡の物語。

本作の主演・人のいい詐欺師 鮫島優を演じるのは玉城裕規さん。鮫島をアニキとして慕い発言の軽いチャラ詐欺師・押切淳平役を相馬理さん、ハルエの孫と名乗る二階堂早妃役を永瀬未留さん、遺言書を持ってくる弁護士・辻和成役を伊藤慶徳さん、そしてキーとなる瀧ハルエを金子早苗さんが演じます。

この度、玉城裕規さんと相馬理さんにインタビューを実施。
演じてみての感想や、撮影現場で印象的に残っていること、見どころなどを語っていただきました。

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映画『NOT BEER』

左から:相馬理さん、玉城裕規さん

役どころ・演じてみての感想

玉城:詐欺師で、結果的に兄貴分になってしまう役どころです。詐欺師といっても、完璧じゃなくてポンコツなんですけど(笑)。

相馬:これで騙される人なんているのかな?というくらいの雰囲気ですよね(笑)。僕は弟分で、鮫島を兄貴のように慕っている役です。年齢的にも(玉城さんが)本当に兄貴のようで、引っ張っていってもらいました。演じる時は、お兄ちゃんがいたらこういう風に接するだろうなと考えたりはしましたが、あまり深く考えすぎない方が、押切感がより出るのかなと。そういう気持ちで役作りをさせていただきました。

玉城:舞台が原作なので、映画化するにあたり省略されている部分もありますが、お互い関係性は変わらないので、顔合わせの時から特に何かを意識することなく、自然に演じられました。

おふたりは、本作が初共演。お互いの印象はいかがでしたか

相馬:初めてお会いした時、眉毛が無かったので「怖い人がきた!」って思いました(笑)。でも話してみたら、すごく柔らかい雰囲気だったので、怖い人じゃなかったと安心しました。鮫島のビジュアルもすごく怖かったんですけど、玉城さんは優しくて、ご飯を一緒に食べたりもしました。

玉城:他の皆さんも同じ印象だと思うんですが、物腰柔らかで、笑ったら顔がクシャッとなるところが可愛くて、良い子だなと。それが第一印象でした。役的にも彼は弟分なので、自分よりも怖かったらどうしようかと思ったりもしていましたが、そんなことはなく、素敵な子で安心しました(笑)。

撮影の中で印象に残っていることなどはありますか?

相馬:撮影で発泡酒を使っていたんですが、最初は本数に余裕があったのに、結構な勢いでガンガン開けていったので、最終的に本数がギリギリになってしまいまして…。そこから一発勝負で撮影することになり、緊張感がありました(笑)。

玉城:ラストシーンね(笑)。相馬ちゃんが発泡酒を持って来るんですけど、1回で撮らないと後が無いって状況で。その時に、監督と相馬ちゃんが何か話している気配があり、一発勝負なのに何か仕掛けてくるんじゃないかと、相馬ちゃん以外の3人(玉城さん、永瀬さん、伊藤さん)はドキドキしてました(笑)。

相馬:普通のシーンだったんですけどね(笑)。監督と話したうえで、何をやったのかはネタバレになってしまうので、ぜひ映画を観て確認していただけたら嬉しいです。

玉城:映画72分の中で、いろんな出来事が起こるので、演じる側もそれを受け入れてただ楽しんでいたというのが印象的でした。この作品は順撮りだったので、僕らの気持ちも流れのまま、どんどん巻き込まれていった感覚でしたし、観ている方と同じような感じで撮影できて楽しかったです。また、スタッフさんもすごく良くて、この作品を楽しく作り上げていこうという空気が好きでしたし、参加できたことを幸せに感じています。

相馬:楽しかったですよね。

映画『NOT BEER』

楽しかったからこそ、そこで生まれたアイデアなどもありましたか?

玉城:分かりやすいのは、予告動画でもある、鮫島がカメラ目線ですごい顔をして喋っているシーンです(笑)。最初はもう少し違う感じで、普通にやる予定だったんですけど、カメラ目線で誰に喋ってるの?って言いたくなるような仕上がりになりました。「やりすぎじゃない?」って、プロデューサーは不安がってましたね(笑)。

相馬:あのシーンは、葛藤がありましたよね(笑)。

玉城:こういうものだと、自信を持ってやらせてただきました。

相馬:僕はこういう映画に出るのは初めてで、セリフ量も多く、分からないことだらけで最初は緊張していました。温かく楽しい雰囲気を皆さんが作ってくれたからこそ、自分の中でアイデアも増えて、自分なりに動くことができました。短い撮影期間ではありましたが、充実していましたし、ファミリー感や現場の温かい雰囲気が、映画の中にも所々出ていると思います。

玉城さんは、本作で主演を務めました

玉城:この作品は僕が主役というより、みんなが主役の映画なので、主演ということはあまり意識せずに動いていました。皆さんと楽しく撮って、この作品が出来上がったと感じています。

舞台作品を映画化した、本作の見どころ

玉城:最初は、舞台が原作ということで、ワンシーンを長回しで撮る予定でしたが、映像作品なのでそこは変更になって。もともとが舞台なのでセリフ量が多く、舞台ならではの掛け合いは映像でも変わらないので、そうした部分が魅力になっています。
何も考えずに観ていただければ、自然と入り込めると思います。短い中に、いろんな出来事があり、ストーリーが盛りだくさんなので、充実した時間を過ごせるんじゃないかなと。

相馬:舞台からということで登場人物はそんなに多くなく、メインで登場するのは4ぽ人だけですが、その中で引き起こる物語が72分の中にギュッと凝縮されて詰まっているので、ご覧になる方も没入して一緒に楽しんでいただけるんじゃないかなと。ゲーム感覚で物語に参加していただけたらと思います。

お客様へメッセージ

相馬:72分の中にドタバタ劇や笑えるシーン、ちょっと良いシーンもあったり、濃厚な時間を過ごせるかと思います。最後の1秒まで見逃さず、観ていただけたら嬉しいです。

玉城:相馬ちゃんが言ってくれたことが全てではありますが、この72分の中に喜怒哀楽全部あります。結末は、誰も予想だにしないものになっていると思いますので、濃厚な時間を過ごした後に美味しいビールを飲んでいただけたらと思います。

映画『NOT BEER』

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映画『NOT BEER』
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作品概要

映画『NOT BEER』
5月30日(金) ~6月12日(木)、シネマート新宿にて2週間限定上映

出演:玉城裕規、相馬理、永瀬未留、伊藤慶徳、金子早苗
園田あいか 今出舞 田村響華 石塚みづき 宗綱弟 神田川侑希

監督:中川寛崇 脚本:佐渡ツムジ 企画・プロデューサー:川又崇功
プロデューサー:谷口航季 撮影:米澤郁弥
照明:溝江利文 録音:渡部未佳 ヘアメイク:出町莉里・梶山ひな 衣裳:平山空
編集:田村宗大 スチール:JUMPEI TAINAKA

製作・配給:Go×En
宣伝:ブラウニー

上映尺:72分
映倫:G

公式X: @Notbeerbut_M

【ストーリー】
人の良い詐欺師の鮫島とその舎弟・押切は、亡き夫の資産で暮らす老婦・ハルエと純金の入れ歯の買い取りを苦戦しながらも取り付ける。が、約束の日に、買取に訪れるとハルエの通夜が行われていた!
ハルエの孫の早妃や弁護士の辻と居合わせることになり、帰るに帰れない状況に…。
そんな中、辻がハルエからの遺言書を預かっていた。
開封すると、「私、瀧ハルエの財産は、通夜の日に最後まで残った方に、相続いたします」というメッセージが残され、偶然相続権を得た4人は一夜の騙し合いを始める…。財産は誰の手に渡るのか?そして遺言に込められたハルエの想いとは…。

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