
【レポート】映画『NOT BEER』公開決定記念イベントの様子をお届け!玉城裕規、相馬理、中川寛崇監督登壇
映画『NOT BEER』公開決定記念イベントが2025年4月18日(金)に都内にて⾏われ、主演の玉城裕規、共演の相馬理、中川寛崇監督の3名が登壇。
本作は2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された「Not beer but low-molt beer」の映画化作品。認知症だった瀧ハルエの通夜の日に集まった4人が、ハルエの財産を巡り嘘を繰り広げる小さな奇跡の物語。
本作の主演・人のいい詐欺師 鮫島優を演じるのは玉城裕規。鮫島をアニキとして慕い発言の軽いチャラ詐欺師・押切淳平役を相馬理、ハルエの孫と名乗る二階堂早妃役を永瀬未留、遺言書を持ってくる弁護士・辻和成役を伊藤慶徳、そしてキーとなる瀧ハルエを金子早苗が演じる。
出演が決まった時の気持ちと脚本を読んだ感想を尋ねられると、玉城は「率直な感想は、台詞の量ヤバ!と思いました(笑)舞台から映画化ということで、最初の台本よりは短くなりました。台詞を覚えながら台本を読んでいったので、すごく楽しかったです」と、オーディションで本作への出演が決まったという相馬は「自分が楽しみながらオーディションを受けたので、受かった時は正直ちょっとビックリしました」と、当時を振り返った。
演じる際に意識していた点について、玉城は「メインの役の中では、自分はそこまで背負うものがなく、吹っ切るという事に思いを馳せていたのかなと。抑えることをせず、全力で挑ませていただきました」と述べ、相馬は「兄貴分である鮫島にひたすら付いていこうという気持ちでやっていました。天然なところは僕とちょっと似ている部分があるのかなと思います」と、自身との共通点も語った。
また、長編映画は本作が初だったという中川監督は「過去に原案となった劇団の芝居を観たことがあり、こんな面白い作品を作る劇団で、こんな人たちがいるんだということは知っていました。本作の依頼が来た時点でワクワクと期待で胸が高ぶっていました。プロデューサーからオファーがあった時は、おもしろい作品にするぞという気合が入っていました」と回顧。
本作が初共演だった玉城と相馬。お互いの最初の印象をきかれると、玉城は「相馬ちゃんは、笑顔で分かる。良い子だ。と思いました。今も変わらず素敵なので、弟分が素敵な子でよかったなと一安心しました」と、相馬は「今はすごく爽やかな雰囲気ですが、当時はちょっと髪が長くて眉毛もなかったので、危ない人がきた!と(笑)。ミスしたらやられるという緊張感があったんですけど、実際は気さくに話をしてくださったので、180度印象が変わりました」と明かした。
劇中の鮫島・押切の詐欺師の二人が金の入れ歯を巡り何回もハルエの元に通う劇中シーンにちなみ、“何度通ってでも手に入れたいもの”を聞かれると、相馬は「本当にカニが大好きなので、安いカニ屋さんがあったら通い詰めたいです!」と⽬を輝かせながら回答。そして玉城が「ハリウッド映画の2番手の出演です。1番だとプレッシャーなので、2番手になれるよう、そのためなら、どこでも通います」と、中川監督が「自分の作品を劇場公開することを夢見ているので、いろんな作品と出会える映画館に通い続けていきたいです」と語ると、相馬は「おふたりが素敵なことを言いすぎて、僕のカニが弱いなと思ったので…僕もハリウッドの三番手にします(笑)」と回答を変更。そんな相馬の様子に、会場からは笑いが起こった。
最後に、中川監督より「本作は嘘をテーマにしている作品で、日常の中での嘘はネガティブな印象ですが、本作の嘘は少し角度を変えた見方をして描かれているので、この作品を通して嘘が自分の中で変化して観ていただけたら。ちょっぴりハラハラもして、笑いもあり、少しうるっとしてしまうような、老若男女問わず誰でも気軽に観れる作品になっていますので、ぜひ劇場でご覧いただけたら嬉しいです」と、相馬より「オーディションで決まった作品で、初めての映画ということもあり、いろんな思い出があります。映画は約70分なので、気軽に観ていただける作品になっていると思いますし、いいシーンも詰まっているので最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです」と、玉城より「この72分の中に、ドタバタと喜怒哀楽が詰まっていて、スタッフさんキャストの観てほしいという思いがにじみ出て伝わってくると思います。映画を観た後に、それぞれの感情で美味しいビールを飲んでいただけたらと思います。ようやく皆様の目に触れることをとても幸せに思いますので、ぜひ劇場で観ていただけたら」と挨拶があり、映画『NOT BEER』公開決定記念イベントを終えた。
作品概要
映画『NOT BEER』
5月30日(金) ~6月12日(木)、シネマート新宿にて2週間限定上映
出演:玉城裕規、相馬理、永瀬未留、伊藤慶徳、金子早苗
園田あいか 今出舞 田村響華 石塚みづき 宗綱弟 神田川侑希
監督:中川寛崇 脚本:佐渡ツムジ 企画・プロデューサー:川又崇功
プロデューサー:谷口航季 撮影:米澤郁弥
照明:溝江利文 録音:渡部未佳 ヘアメイク:出町莉里・梶山ひな 衣裳:平山空
編集:田村宗大 スチール:JUMPEI TAINAKA
製作・配給:Go×En
宣伝:ブラウニー
上映尺:72分
映倫:G
公式X: @Notbeerbut_M
人の良い詐欺師の鮫島とその舎弟・押切は、亡き夫の資産で暮らす老婦・ハルエと純金の入れ歯の買い取りを苦戦しながらも取り付ける。が、約束の日に、買取に訪れるとハルエの通夜が行われていた!
ハルエの孫の早妃や弁護士の辻と居合わせることになり、帰るに帰れない状況に…。
そんな中、辻がハルエからの遺言書を預かっていた。
開封すると、「私、瀧ハルエの財産は、通夜の日に最後まで残った方に、相続いたします」というメッセージが残され、偶然相続権を得た4人は一夜の騙し合いを始める…。財産は誰の手に渡るのか?そして遺言に込められたハルエの想いとは…。
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