パタリロ!

【レポート】舞台『パタリロ!』、2018年の春に第2弾!告知ソングで周知徹底!

パタリロ!

とにかく客席は終始、笑いっぱなし、キャスト全員が全力で「これでもか」と仕掛けてくる。パンコランの特殊能力の眼力、『クックロビン音頭』はもちろん登場、ゴキブリ走法も、当然見せてくれる。これがかなりのアナログなので、ここらへんは“昭和”を感じさせてくれる。
コミックの面白さと舞台ならではのローテク表現が上手く融合し、原作のエッセンスを存分に伝えてくれる舞台作品となった。そして異例の、最後の曲が次回公演(2018年・春)の告知っぽい感じになっており、この“なんでもあり”がなんとも『パタリロ!』的。ゲネプロが始まる直前に演出家の挨拶があり、「曲が流れたら拍手してください」とコメントしたが、面白いところや笑えるところは大いに拍手し、笑って楽しんだ者勝ち。『パタリロ!』を知らない世代でも絶対に笑える、そして観客は元気をもらえる。この年末の楽しい作品のひとつであることは間違いない。

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