【『暁のヨナ』公開舞台稽古レポ】
舞台『暁のヨナ』、初日まであと1週間、連日絶賛稽古中!
初日までおよそ1週間、『暁のヨナ』の公開舞台稽古が3月10日に行われた。今回舞台化される部分は単行本で14~16巻にあたる『水の部族編』、水の都に辿り着き、闇商人の売る麻薬が蔓延して多くの人々を苦しめていることを知ったヨナは、ハクや四龍、 そして水の部族長の娘リリと共に戦う。
この日は初めて衣装を着ての稽古とのことで、俳優陣の表情は引き締まる。まず、今日公開される場面の細かい動きを演出家が指示を出す。それから稽古が始まった。まずは傷を負ったヨナに優しく接するハクのシーンから始まった。ヨナとハクのやり取り、ジーンとくるものがある。本番ではここはきっと見せ場となろう。一通りやったところで演出家より”ダメだし”もあり、同じシーンを繰り返す。それからヨナ役の新垣里沙が衣装を着替え、今度は別のシーンに。ヨナをヒョウが襲う場面で、あわやというところでハクが身代わりで剣を受けてしまう場面だ。新垣里沙は赤を基調にしたどこかのアジア風のエキゾチックな衣装、原作やアニメでもおなじみの出で立ち、”ヨナがそこにいる”といった感じがさらに色濃く感じられる。ヨナを取り巻く男優陣、皆、アクションに長けており、迫力満点のキックやパンチを繰り出す。ハク役の松下優也を始め、流石のキレのある動きを見せてくれる。初日が楽しみの1週間前の稽古であった。
それから囲み会見が行われた。登壇したのはヨナ役・新垣里沙、ハク役・松下優也、キジャ役・北村 諒、ジェハ役・木村達成、ゼノ役・橋本祥平、ヒョウ役・小野一貴、ユン役・樋口裕太、スウォン役・碕理人、シンア役・鷹松宏一。松下は「ちゃんと通してやったのは今日、初めてですが、色々、見えてくるものがありますね」とコメント。新垣は「初めてお衣装つけての稽古ですが、殺陣のシーンは見どころです」とPR。北村は「(今日)初めて感じるものがあります」と語った。衣装を着れば自然と身が引き締まる、という感覚なのだろうか、稽古中、特にシリアスな場面は迫力も感じられた。樋口は「ギリギリまで頑張ります!」とコメント、木村は「1週間しかない、でも1週間ある」と語る。初日までカウントダウンのタイミング、この感覚は”ナルホド”。碕は「1回1回を全力で頑張ります!」と意気込んだ。また新垣は「初めて弓を使うので、(ここは)新しい挑戦ですが、成長が見えるように」と抱負を語ってくれた。さらに「原作を読んでいると各々のキャラクターが魅力的で、個人的に”◎◎かっこいい!”とかっていうのはきっと(皆さん)あると思います。凄い魅力がいっぱい詰まっています」と作品PR。カンパニーについては「今回のカンパニーは和気あいあい、皆自由に!!でもやる時はギュっとかたまって……稽古に来るのが凄く楽しみで〜みんな同じ方向を向いて稽古出来たなと思います」と力をこめて語ってくれた。松下は「殺陣もたくさんあります。個性豊かなキャラクターばかりで、アトラクション感覚で楽しめます!」とコメント。新垣は「期待以上のものを見せたい」と決意表明。
ヨナたちの壮大な冒険物語はもうすぐ幕が開く。
舞台『暁のヨナ』
2016年3月16日~3月21日
EX シアター六本木
http://yona-stage.jp
© 草凪みずほ/白泉社・舞台『暁のヨナ』製作委員会
取材・撮影・文/高浩美
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