舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』

【オフィシャルレポート】舞台「晴れときどき、わかば荘 あらあら」開幕!キャストコメント&舞台写真が到着!

羽生山へび子氏の人気BLコミックを原作とした 舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』が6月10日(金)東京・草月ホールにて開幕した。

本作は、女装ママが管理するアパート「わかば荘」に暮らす男たちの、笑いあり涙あり、すったもんだの純愛群像劇。 3組のカップルを中心に、それぞれの恋の行方を描きます。

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』同級生の男子を好きになってしまい戸惑う高校生の恋模様には、千葉晃太役・小林竜之と小田島翔役・吉田知央が挑戦。初デートに緊張しいじらしい晃太とは対象的に、複雑な想いを抱えながらもその恋を応援する翔。いつしか一番必要なのは誰なのか気が付いて…ピュアな恋を爽やかに表現しています。バイク2人乗りのシーンにはほっこり。

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』10 年超しの大人の恋には、長崎恵一役・中尾拳也と清川誠司役・中村龍介が挑みます。サラリーマン生活に疲れ果てていた長崎、思い出すのは親友・清川と夢を語っていたあの頃。そんな時、優しかった清川が地元からやってきて長崎の心は揺れ動きます。見どころは実際に福岡出身の中尾と中村が 2 人きりの時に交わす博多弁。さらにあたたかみを感じるキスシーンはぜひ劇場で確かめてください。

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』闘いの恋に身を投じるのが、幕之内大輔役・田中尚輝と一条誠役・佐藤祐吾。過去の栄光に囚われスランプ中の飲んだくれ大輔と、かたや悩み多き現トップジョッキーの一条。憧れの先輩のだらけた姿に納得できない後輩、光と闇を抱える2人が激しくぶつかり合いながらも行きつく先とは?大輔の決心に注目です。

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』そんな悩める青年たちを見守るのは、わかば荘のママ・三宅祐輔。まるで原作から抜け出てきたかのようにハマり役。 着物姿でキビキビと動きながら艶やかな立ち居振る舞いは、さすが日本舞踊家ならでは。こんな管理人さんがいるアパートなら楽しそうだ。

それぞれ不器用でうまくいかない人生に落ち込みながら、それでも生きて行こうと希望を求める姿を熱演中!
BLとは思えないどこか懐かしい人情溢れる物語は、トキメキとともに人肌恋しくなること必至です。
公演は6月20日(月)まで。

また、Blu-rayの発売が決定!詳細は公式サイトで今後発表いたします。

キャストコメント

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』●千葉晃太役・小林竜之
千葉晃太役の小林竜之です。
まずは初日を座組みの皆さんと無事に迎えられたこと、嬉しく思います。
3ペアの恋模様を描いた作品なので、それぞれのペアの違いや、心情の変化に注目していただければと思います!
晃太の役どころも、個人的には初挑戦の事ばかりで。
揺れ動く思春期の男の子の気持ちをどう表現したら良いのかをすごく考えました。
きゅんとしたり、切なくなったり、「あらあら」とふっと笑えてしまったり。
たくさんの愛が詰まった作品なので、ぜひ劇場で晴れときどきわかば荘の世界を楽しんでいただけたら幸いです!

●小田島翔役・吉田知央
無事こうして幕が開くことにまずお客様、スタッフ、キャストの皆様に感謝をお伝えしたいです。
ここから千秋楽まで舞台上からのエネルギーで皆様が心の底から楽しんでいただけるよう精一杯気持ちを込めてお届けしたいと思いますので、よろしくお願いします。
僕ら小田島翔と千葉晃太のコンビは、他のコンビニはないフレッシュさが大事だとずっと思っていて。
戻りたくなるような青春と、甘酸っぱいキュンキュンをお届けしたいと思いますのでどうかご注目ください!

●幕之内大輔役・田中尚輝
無事に初日を迎えられた事、まずはホッとしています。
個性豊かな登場人物たち、わかば荘の魅力を余す事なく堪能していただけたら嬉しいです!
僕が演じる幕乃内大輔は元トップジョッキーの現在酒飲みの落ちこぼれ、ということで役作りはとても悩みました。色んな経験値があるのに 1 番子供で、どこからどこまでが本心なのか、煙のようにフラフラとしていて、掴み所の無いような立居振る舞い。そんな部分にもチャレンジしています。
わかば荘の住民と、そして一条誠とどのような関係地を築いていくのか楽しみにしていただけたらと思います!!
羽生山へび子先生にもしっかりと届くように、千秋楽までカンパニー一同、心を込めて演じたいと思います。

●一条誠役・佐藤祐吾
初日を迎えられた事をとても嬉しく思います。
ここまで本当にあっという間で、稽古を通してとても濃密な時間を過ごす事ができました。
羽生山へび子先生の描くわかば荘の素敵な世界観を皆さまにお届けし、笑ったり、ほっこりしたり、皆様の笑顔の糧になれれば幸いです。

●長崎恵一役・中尾拳也
長崎恵一役の中尾拳也です。
まず無事に初日を迎えることが出来て本当に嬉しく思います。
役と向き合うのも大切なのですが、今回はペアの関係性を大切にする事を意識しました。
ケイキヨの関係性。
ここのシーンだったらどんな感情で向き合うのか、2 人はどんな空気感なのかなど、そういうところを重点的につくったので、楽しんでいただければと思います。
最後まで怪我なく走り抜けるよう頑張って参りますので、ご声援の程宜しくお願いします。

●清川誠司役・中村龍介
とにかく初日を迎えることが出来てホッとしています。
これからも油断せずに感染対策をしっかりして、皆で元気に千秋楽を迎え、笑顔で劇場を後にしたいと思います。どうか最後まで、、、
役で意識したところは、ケイとの関係性ですね。
10 年前のあの頃、そして現在、、、時の流れが二人の関係を、どう変えたのか、、、
観てくれた皆さんが、各々の中の「あの頃」を思い出してくれたらと思います。
あと、僕の地元の方言なんですけど、博多弁を改めて台詞で言うとホント難しい、、、
初心の気持ちで体に染み込ませました。それぞれの役の「今」を是非体感してください。

●坂垣怜次
初日を迎えられて本当に良かったです。稽古から沢山の課題を突きつけられ、悩み挑戦しここまで来たと思います。全役者が見えない所で沢山葛藤したと思います。
僕は英語の難しさを痛感しました。呼吸や舌の使い方、発声の仕方などいつも話している時と違っていてものにするのに大変苦労しました。そして真一なりのジレンマ、千葉くんに影響を与える存在だからこそ、色んな感情配分の微調整が難しく、正直劇場入りしても挑戦でした(笑)少しでも配分を間違えると別のニュアンスに見えてしまうので、中々神経使います(笑)
本番を通してまだまだ面白いものを発見できると感じてます。千秋楽まで何卒応援の程、よろしくお願いします。

●伊藤玻羅馬
コロナ禍という中で、1 人も欠けることなく初日を迎えることができ、お芝居をさせて頂く喜びを感じています。
関係者の皆様、観に来て頂くお客様、本当にありがとうございます。
今回、それぞれのキャラクターが、現実と理想のジレンマを抱えながら生活していて、それぞれの葛藤と戦いながらわかば荘で過ごしていく、人間臭さを感じて頂けたらと思います。皆様、楽しんでください!!!

●颯駿介
皆様、本日は有難うございます。橋沢役の颯駿介です。
まずは無事に初日を迎えることが出来たことに心から嬉しく思っております。
羽生山へび子先生が原作を描いて下さり、作品を愛しているファンの皆様が居て下さるからこそ今回、舞台として公演出来ると思います。有難うございます。
僕が演じる「橋沢」は、ストーリー上では少し近寄りづらい、”からかい”に対して楽しさを感じている様なところが描かれています。その上で、描かれていない橋沢という人物の芯を考え、向き合ってきました。
僕が思ったのは意地悪ではなく、不器用なだけなんだと思いました。そう言った部分も含めて皆様にお届けできるよう精一杯頑張ります!劇場でお待ちしております。

●ママ役・三宅祐輔
楽しい!厳しい!刺激のある現場です。挑戦、挑戦の毎日でここまで来ました。
今この瞬間、キャスト、スタッフ、そしてお客様で作り上げる空気を楽しみにいらして下さい!
「愛」それに尽きるでしょうか。わかば荘に集うみんなが可愛くて仕方ないんですね!一緒に食事しながら喋り笑って時に叱って、、、そんなみんなとの何でもない幸せな日々の切り取りを味わって頂ければと思います。
そして登場こそしませんが、我が愛しのケンちゃんへの愛をもたっぷりに堪能して頂けたら嬉しいです。毎回新鮮に演じますので、一回だけでなく何回もお待ちしております。

【作品への想い】
原作/羽生山へび子(はぶやまへびこ)先生は、4 月 18 日生まれ、福岡県出身。2020 年 6 月 20 日急逝。
2010 年「僕の先輩」でデビュー。デビュー作が CD 化される快挙を達成。「作品を読んだ人に笑ってもらいたい」という思いで描かれた作品は、BL とは思えない昭和の雰囲気を感じさせる絵柄で、人情溢れる物語ばかり。
今作は、読者思いであたたかなお人柄があふれる作品を数多くご執筆いただいた羽生山先生へ追悼の意を込めて企画。
命日である 6 月 20 日に無事に千秋楽を迎え、先生へ感謝を届けたいという願いが込められています。

舞台『晴れときどき、わかば荘 あらあら』

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