【3.0レポート】舞台『歌姫』
その“本編”、つまり一度終幕し、しばしの間の後はお楽しみダンスタイム、キャストが舞台上で楽しく踊るが、それぞれのキャラクターと人間関係を反映してて単純に楽しい。振付も現代的ではなく、あの時代の雰囲気、ラインダンスから始まり、手をぐるぐるしたり、ちょっとゴーゴー風だったり、簡単な振りなので客席でも参加可能だ。
笑いと涙と、そしてラストは温かい気持ちになれる、人情話の王道、この作品は基本的には舞台であるが、TVドラマ化もされているので、見比べてみるのも面白い。主演の宅間孝行は言うに及ばず、キャスト皆、張り切って演じているのがよくわかる。見せ場も多く、物語とイマイチ関係ないシーン(フラフープ対決等)も可笑しく、エンターテイメント性も抜群。入山杏奈は初舞台だそうだが、そんな感じには見えないくらいしっかりと存在感を示しており、将来性を感じる。若手からベテランまで、楽しく演じているのが印象的でよい舞台であった。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。