【3.0レポート】ミュージカル『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』
とぎれない音楽、ほとんどが歌、という本格的なミュージカル。女性シンガーソングライターのソヌ・ジョンアが担当した多彩なメロディが聴く者の心を突き動かす。ゴッホは約10年の間に油絵約860点、水彩画約150点、素描約1030点、版画約10点、手紙に書き込んだスケッチ約130点、と膨大な数の作品を残している。全部、とまではいかないが、かなりの作品が映像で表現、改めてその凄さとゴッホの内面に圧倒される。しかも、この絵が動く!このめくるめく絵画の“洪水”、観客はゴッホの絵の世界の渦にまき込まれる(こういうまき込まれ方は大歓迎)。ヴィンセントは今風で言えば“天然”なのだろうか、いやそれ以上に天衣無縫で情熱的、一途で、その姿、生き様は大きな熱量を持って観客に語りかける。
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