【インタビュー】『磯部磯兵衛物語～浮世はつらいよ～天晴版』　中島譲 役 納谷健インタビュー

再演で新しくキャストとして入る不安はあるが
とにかくお客さんを徹底的に楽しませたい

――『磯部磯兵衛物語～浮世はつらいよ～』の初演（4/20～4/25）は、笑って、笑って、ちょっとドキドキしてまた笑ってという感じの、大変楽しい舞台でしたね。
納谷：前回は、稽古はずっと一緒だったんですけど、本番の舞台は見られなかったんですよ。稽古を見ているだけでも、本当に楽しい芝居でした。

――今回、その舞台に自分が参加することになって、どんな気持ちですか？
納谷：前回は、「出たいな」と思いが強くて、とにかくもどかしい気持ちばかりがありました。このシーンをもっと面白くしたいとかいうのがずっとあったので。でも今回は、素晴らしい出来だった初演を踏まえて、レベルを上げていくプレッシャーもあるんですけど、そこは楽しんで、プレッシャーさえも飲み込んで、良いものに仕上げたいなと思っています。

――まだ稽古には入られてない（8月3日現在）んですよね。10月の舞台ですから。
納谷：ひとつ前の8月末から9月上旬にやる別の舞台の稽古が、始まったばかりですね。