ミュージカル・コメディ『ラヴ』

【レポート】ミュージカル・コメディ『ラヴ』本日開幕!

2021年3月24日(水)東京・六行会ホールにて、ミュージカル・コメディ『ラヴ』が開幕しました。

『ラヴ』は、元々はブロードウェイのブース劇場で、1964年から3年に渡りロングランを達成したストレートプレイとして誕生。
日本では1966年に東宝現代劇公演として上演され、その後そのストレートプレイをミュージカル化し、オフ・ブロードウェイで上演されたのが本作です。

本作は登場人物が3人だけのコメディミュージカル。 ハリー役を多くの舞台や映画などで活躍中の橋本真一さん、ハリーの学生時代の親友・ミルト役には、数々の舞台に出演し、昨年から演出家としても活躍している山本一慶さん、そしてミルトの妻エレン役を劇団四季出身、近年は連続テレビ小説『エール』藤丸役で注目を集めている実力派、井上希美さんが演じます。

また、演出は、宮川安利さんが初のミュージカルに挑戦。そして音楽監督・ピアノ演奏は、フランスで数々の賞を受賞しているピアニスト・宮川知子さんの姉妹が挑みます。
1994年の上演当時、本作の音楽監督だった日本を代表する音楽家・宮川彬良さんを父に持つ2人と、若手俳優のコラボレーションで次代につなぐ企画にご期待ください。

本稿では公演に先駆けて行われた、出演者らによる初日挨拶&ゲネプロの様子を写真(掲載数17枚)と共にお届けします。

ミュージカル・コメディ『ラヴ』

(左から)宮川知子さん、井上希美さん、山本一慶さん、橋本真一さん、宮川安利さん

ミルト役:山本一慶さん

ミュージカル・コメディ『ラヴ』ミュージカル・コメディということで、登場する3人全員がぶっ飛んでいる、凄く濃いキャラクターたちとなっています。コロナの影響が続く中ですが、沢山笑っていただけたらと思います。皆さん、笑顔になる準備をしてきてください!

ハリー役:橋本真一さん

ミュージカル・コメディ『ラヴ』一慶が言ってくれたように、登場人物が本当に変な3人です(笑)
3者3様の愛の形や生き方が描かれているので、難しく考えずに観ていただいて、そして笑っていただけたら自分も幸せです。
このようなご時世なので、幸せな気持ちになって帰っていただければと思います。よろしくお願いします。

エレン役:井上希美さん

ミュージカル・コメディ『ラヴ』人間らしい3人が騒がしく繰り広げる物語、あっという間の2時間に感じるかと思います。
このようなご時世の中、観に来て下さるお客様に感謝しています。ミュージカル・コメディですが、その中に込められている祈りやメッセージが皆様にしっかりと届くように、誠心誠意演じさせていただきます。楽しみにしていてください!

演出:宮川安利さん

このご時世で、こうして公演が出来ることが奇跡だと思っています。
ここまで来れたのも、素晴らしい役者3人と、ピアニストの宮川さん、そしてスタッフの皆様のお陰です。
3人が言ってくれたように、とても面白いコメディ作品になっていますので、楽しんでいただけたらと思います!

音楽監督・ピアノ演奏:宮川知子さん

コロナ禍で、身体の健康が第一ではありますが、喜怒哀楽といった感情も魂の健康に不可欠だと思っています。
本作はコメディなので、舞台上の楽しさなどの感情を皆様と共有したいです。よろしくお願いします。

ミュージカル・コメディ『ラヴ』ミュージカル・コメディ『ラヴ』ミュージカル・コメディ『ラヴ』3人はピアノの生演奏にのって、20曲以上の名曲を歌いあげます。
セリフのほか、歌とダンスによる3人の掛け合いにも注目です!

初日挨拶の最後に、山本さんが「コロナ禍で、愛する人のことを想う時間が増えたと思います。人それぞれの愛の形があると思いますが、改めて“愛”について考えていただく機会になればと。こんな真面目なことを言っていますが、本作はコメディです!難しいことは何も考えず、この時期だからこそ笑顔になりに劇場に足を運んでいただきたいです。全員で力を合わせて皆様を笑いの渦に巻き込みたいと思います!」とコメント。

是非、劇場で3人による全力のミュージカル・コメディを楽しんでください♪

ミュージカル・コメディ『ラヴ』<ストーリー>
舞台は常に橋の上。 ハリーはボサボサでヨレヨレの浮浪者で、まさに橋から身を投げようとしていた。 そこにやって来たのはエリートサラリーマンのミルト。 彼はくず籠に顔を突っ込み古物あさりを始めた。 実は2人は大学時代の親友同士、橋の上の衝撃的な再会で幕を開ける。キーワードは『愛』。
ミルトはハリーに言う、『君の人生には愛がないから不幸なんだ』と。
実はミルト、不倫の愛を現在進行中で妻と離婚できないかと画策中だった。
ミルトはハリーに自分の妻を押し付けることを思いつく。 そこに妻・エレンが登場、ハリーとの愛のない生活を問い詰めるのだった。
かくして役者は揃い、現代人の絶望が、愛の不毛が、日運と空虚が、徹底的なファルスの材料として利用され、抱腹絶倒の悲劇が展開する。

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