舞台『CharadeManiacs』

【レポート】舞台『CharadeManiacs』◆情報班ルート◆ゲネプロレポートをお届け!

2020年10月3日(土)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソルにて、舞台『CharadeManiacs(シャレードマニアクス)』が幕を開けた。
原作は、2018年に大人気の女性向けゲームブランド・オトメイトより発売された『CharadeManiacs』(通称:シャレマニ)。
リアリティのある近未来の世界観、ポップなキャラクタービジュアル、流行りの正体隠匿系ゲームの要素を取り入れたストーリーは多くのファンを虜にし、雑誌『電撃 Girl’sStyle』(KADOKAWA 刊行)で毎年読者投票にて行われるGGA(ガールズゲームアワード)2018では、コンシューマーゲーム部門第1位を獲得した作品だ。

舞台『CharadeManiacs』

ゲネプロ「情報班ルート」公演

舞台『CharadeManiacs』では3パターンの公演が用意されており、情報班(キョウヤ・マモル・メイ/上仁 樹・小林 涼・萩尾圭志)、調理班(ケイト・タクミ・ミズキ/荒 一陽・工藤大夢・汐月しゅう)、掃除班(トモセ・リョウイチ・ソウタ/阿部快征・小谷嘉一・白石康介)ごとの回替わりルートの公演となっている。
どのルートの公演が行われるのかは公式サイトにて確認していただきたい。

舞台『CharadeManiacs』舞台『CharadeManiacs』また、今作ではヒロインが特定のキャラクターと結ばれる恋愛ルートの物語ではなく、『異世界配信』の真相に迫る物語となっている。
『異世界配信』という劇中劇も多く描かれる本作。生の役者たちが本気で疑い合い、信頼し合うことで、よりドラマチックに物語が展開されていく。

ゲネプロでは「情報班ルート」の公演が行われ、その様子を写真(掲載数26枚)と共にお届けしよう。


【ゲネプロダイジェスト映像】


【Introduction】

舞台は、人々の生活がシステムによってより快適に、より幸せに活動できるようになった近未来。
厳重なセキュリティに守られた社会では、人々は豊かな生活をおくっている。
情報は全て検閲されている社会だったが、主人公の周りには『ある都市伝説』が実しやかに囁かれていた。

――異世界配信。

そう呼ばれる違法動画は、誰が何のために流しているのか、そういった内容は一切わかっていない謎の多い配信動画。
恋愛、サスペンス、ミステリー…テレビやネット、日常で見ているありふれた内容のドラマを配信しているという。
情報が規制された社会で、何故こんな都市伝説が噂となって伝わっているのか。
それはおそらく、配信動画の噂と一緒に流れてくる話のせいだろう。

『異世界配信に役者<キャスト>として出演すると、代わりになんでも夢が叶う』

誰が、何の目的で配信し、『どこ』で撮影されているかはわかっていない。
しかし、その撮影場所に行くことができれば、ドラマに出演することができれば代わりに何でも願いが叶うという。
夢のような噂話は都市伝説となって広がってゆく。

豊かな生活を送っているが、厳しい情報規制をされている『彼ら』にとって、そこはまるで『異世界<アルカディア>』だった。

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