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ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』

中川晃教演じる主人公チェーザレの忠臣ミゲル役にKバレエ カンパニーのプリンシパル、宮尾俊太郎が決定!

中川晃教演じる主人公チェーザレの忠臣ミゲル役に、
Kバレエ カンパニーのプリンシパル、宮尾俊太郎が決定!

Kバレエでの活躍のほかミュージカルにも出演、さらに自ら座長を務める「Ballet Gents」では演出、振付も担当する宮尾俊太郎が、このたび明治座初のミュージカルに参加することになりました。
これでメインキャストがすべて決定。ほかアンサンブルキャストにも新進気鋭の若手を登用する予定ですので、ご期待ください。

ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』

宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー


宮尾俊太郎(Kバレエ カンパニー)/みやお・しゅんたろう
北海道生まれ。14歳よりバレエを始める。2001年フランス カンヌ・ロゼラハイタワーに留学。
04年10月Kバレエ カンパニーに入団。15年12月プリンシパルに昇格。
主な出演作は熊川版『シンデレラ』の王子、『ロミオとジュリエット』のロミオ、『海賊』のコンラッド、『くるみ割り人形』のくるみ割り人形/王子、『ドン・キホーテ』のバジル、『白鳥の湖』のジークフリード、『眠れる森の美女』のフロリムント王子、プティ振付『アルルの女』のフレデリ、バランシン振付『シンフォニー・イン・C』第1楽章主演など多くの主役を演じる。
13年、17年、19年ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に死のダンサー役で出演。14年「東急ジルベスターコンサート2014-2015」にてプティ振付『ボレロ』を踊る。18年ミュージカル『ウーマン・オブ・ザ・イヤー』にアレクセイ・ペトリコフ役で出演。
14年自らが座長を務める「Ballet Gents」を結成。演出・振付を手掛け、「日本フィル&サントリーホール とっておきアフタヌーン」シリーズをはじめとするオーケストラとのコラボレーションによるコンサート、都内ホテルでのディナーショーなど、さまざまな形態での公演を行っている。

ストーリー
15世紀のイタリア半島。
野望をむき出しに争い、 果てなき闘争を繰り広げていた教皇、 皇帝、 そしてその座を狙う諸国の王侯貴族たち。 時代は混沌を極め、 イタリア半島は、 その中心地として戦乱の渦の中に置かれていた。
ピサのサピエンツァ大学に編入した16歳の青年アンジェロは、 田舎から出てきたばかり。 周囲の空気を読めず、 その言動によってメディチ家の子息ジョヴァンニの面子を潰してしまう。 そんなアンジェロに興味を持ち、 彼に声をかけた学生がいた。 その人物こそ名門貴族ボルジア家の後継者にして、 後にイタリア半島統一を目指して歴史に名を残すことになる、 チェーザレ・ボルジアであった。
教皇インノケンティウス8世崩御の時が迫っていた1491年、 次期教皇戦を睨み、 水面下では派閥争いが静かに繰り広げられていた。 キリスト教において最高位である教皇の座を巡り、 激しく争うチェーザレの父ロドリーゴ・ボルジアとジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ。 チェーザレは父を教皇の座につかせるため、 そして、 その先にある自らの理想を実現するため、 頭脳戦に身を投じていく。
ロドリーゴと激しく争うローヴェレはチェーザレの動きが気にくわない。 ローヴェレは密偵を放ち、 チェーザレの命を狙う。それぞれの思惑が交錯する中、 果たしてチェーザレは理想実現のため、 知と力の戦いに打ち勝つことはできるのか。

「チェーザレ 破壊の創造者」 とはー
15世紀に活躍し、32歳の若さで亡くなったイタリアの軍人であり政治家・チェーザレ・ボルジアの理想に燃えた戦いを、惣領冬実が描いた歴史大河コミック。講談社発行のコミック誌・週刊モーニングにて2005年から不定期連載の形で現在も連載中で、コミックスは19年10月現在12巻刊行され、累計発行部数は140万部を超える大ヒットコミックスとなっている。ダンテ研究者を原作監修に、貴重な資料の収集やそれらの整理に膨大な時間がかけられた歴史大作であり、フィクションではあるものの極力史実に沿って描かれている。

【スタッフプロフィール】

原 作: 惣領冬実
1982年にデビューし、 主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表。 卓越した画力とドラマチックな恋愛描写で一躍人気作家となる。 代表作は『ボーイフレンド』『MARS』など。 現在、 「モーニング」誌上でルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、 チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載中。 新鋭ダンテ学者の原基晶(東海大学文化社会学部専任講師)を監修者に迎え、 膨大な資料をもとに描く本作は、 日本だけでなくフランス、 イタリアなどでもその美麗な作画と歴史に忠実な物語の世界観が高く評価されている。 歴史上の人物の人間性に迫り、 真実を紡ぎだす誠実な創作活動は、 学術的探究にフィクションのもつ想像力が触れることで生まれる創造の可能性を示す。

脚 本: 荻田浩一
1994年から2008年まで宝塚歌劇団演出部に在籍。 ’04年『ロマンチカ宝塚’04~ドルチェ・ヴィータ!~』で第59回文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞。 現在はミュージカルやストレートプレイの脚本・演出だけでなく、 ショーやコンサートも多数手掛け、 繊細かつ甘美な独自の美学を持った作風で高い評価を得ている。 近作に『ライムライト』『ドリアン・グレイの肖像』『マディソン郡の橋』など。 ’16年初演、 ’17年再演『王家の紋章』では演出を担当。 大ヒットミュージカルとなる。

演 出: 小山ゆうな
ドイツハンブルク出身の演出家、 翻訳家。 2010年まで劇団NLT演出部に所属。 退団後フリーの演出家として活動し、 ’12年よりアーティストユニット「雷ストレンジャーズ」を主宰する。 戯曲の深い読み込みと、 登場人物への確かな洞察によって描き出される世界観に定評がある。 『チック』にて第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞、 第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。 今、 最も注目を集める演出家の一人。 本作が初のミュージカル作品となる。

音 楽: 島 健
ピアニスト、 作・編曲家、 プロデューサー。 L.A.にてアレンジを学びながらジャズシーンで活躍。 帰国後はスタジオ・プレイヤーとして数多くのレコーディングに参加する一方、 様々なアーティストのアレンジやプロデュースを手掛ける。 サザンオールスターズ「TSUNAMI」(弦編曲)、 浜崎あゆみ「Voyage」(編曲)ではレコード大賞を受賞。 近年ではJUJUのジャズアルバムも手掛ける。 また、 テレビドラマやミュージカルの作曲、 音楽監督など、 その活動の範囲は多岐にわたり、 最近では、 ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』『キンキーブーツ』の音楽監督、 ドラマ『やすらぎの刻~道』(脚本・倉本聰)の音楽を担当している。

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