【3.0レポート】DANCE MAGIC 2016
DANCE MAGIC 2016
2003年に博品館劇場でデビュー公演を行ったユニット『DIAMOND☆DOGS』、ダンス、歌、ACTを凝縮させたパフォーマンスで多くのファンを獲得、各方面での評価も高い。また2010年5月に1stシングル『カルナバル〜禁じられた愛〜』でメジャーデビュー、2012年に結成10周年を記念した1stアルバム『DIAMOND☆DOGS』を、2013年には2ndアルバム『ONE』を発売し、また、メンバー個々の外部出演や振付、音楽活動も盛んで、その実力は折り紙付きである。オリジナルショー『DANCE MAGIC』は二部構成となっており、一部と二部は雰囲気が全く異なる。
一部はアーティスティックな雰囲気、振付も斬新でコンテンポラリーダンスの要素がある。その動きは難易度が高く、まさに”MAGIC”のようにめまぐるしく変化する。オリンピックの聖火を彷彿とさせる灯火がひとつ、それを巡る動き、しかも衣装の背中には五輪があしらわれている。無機質で直線的な音楽、時折ヴォーカルも入り、一見バラバラに見えたものが急速にひとつにまとまっていくような流れ、哲学的に、時には華やかに、幻想的に、次々とシーンが紡ぎだされる。メンバーは異なるダンススタイルを持っており、舞台上で融合し、化学反応を起こし、ひとつの”世界”を創造する。単純に”オリンピック”を描き、見せるのではなく、そこから希望のようなものが透けて見える。
1 2
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。