舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』

【オフィシャルレポート】『囚われのパルマ ―失われた記憶―』大阪で開幕!!

太田基裕らが掘り下げるゲームのビハインドストーリー
『囚われのパルマ ―失われた記憶―』
大阪で開幕!!

カプコンからiOS/Android向けに配信されているガラス越しの体感恋愛アドベンチャーゲーム『囚われのパルマ』が初舞台化。 2019年6月22日(土)に大阪・サンケイホールブリーゼにて、 開幕しました。 前日には、 囲み会見が行われ、 出演者より太田基裕さん、 前島亜美さん、 悠未ひろさん、 村上幸平さん、 間慎太郎さん、 石橋徹郎さんが登壇しました。

「囚われのパルマ」は、 ある孤島で一人の記憶喪失の青年と交流し、 心と記憶を紐解きながら、 深い恋愛体験が味わえる大人気ゲームで、 これまでになかった世界観やキャラクター表現が評価され、 App Store 2016年話題になったゲーム、 Google Play 2016年ベストゲーム ベストイノベーティブゲーム部門、 CEDEC AWARDS 2018 ゲームデザイン部門優秀賞など受賞。 現在までに「ハルト編」と「アオイ編」、 昨年12月には最新作『囚われのパルマ Refrain』が配信されました。

以下、 各キャストの初日コメントを紹介します。

舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』

◆太田基裕
今回の物語は、 ゲームのビハインドストーリーとなっており、 ハルトという人物がどのような環境で、 どのような人生を歩んできたのか、 そういった部分にスポットを当てながら進んでいきます。 ゲームをやったことがない方にも、 ぜひやってみたいと思っていただけるようにがんばっていきたいと思います。

◆前島亜美
私は、 もともとゲームを知っており、 周りでもとても人気がある作品だったので、 携わらせていただけてすごく嬉しいです。 原作の物語もとても繊細で美しいですが、 舞台も細かく丁寧にお芝居を作れた現場でした。 ファンの方は、 どう舞台化するんだろう?思われたかもしれませんが、 初めて見る方にも、 原作ファンの方にも楽しんでいただける舞台になったんじゃないかと思います。 それから、 製薬会社の話なので、 実験や開発をする時の動きも、 ひとつひとつ考えて作ってきました。 ぜひ、 細かな手の動きなどにも注目してほしいです。

◆悠未ひろ
ゲームという平面のものを、 生身の人間が演じることで立体化させていく作業が、 難しくもあり、 楽しくもある稽古でした。 台本上だけでは読み込めない部分もたくさんあり、 キャスト同士で話し合い、 芝居をぶつけ合って、 みんなで助け合いながらセッションする濃い稽古場でした。 この物語に生きた人間が魂を吹き込んだ時どうなるのか、 楽しんでいただけたらと思います。

◆村上幸平
僕が演じるのは、 ハルトと同じ研究所の先輩研究員で、 ゲームには出てこないオリジナルキャラクターです。 原作のファンの方にも愛してもらえるように、 空気感を壊さぬように、 かつ、 良いスパイスになれたらいいなと思っております。 稽古の中では、 製薬会社での動きをなるべくリアルに見せようと時間をかけてきました。 しゃべっている人の後ろにも、 注目していただけたらと思います。

◆間慎太郎
僕も舞台のオリジナルキャラクターで、 ものすごく出世欲の強い政治家の役なんですが、 本当の僕とは真逆です(笑)。 演出のカリニカさんと、 とにかく悪く、 とにかく強く、 ということを追求してきました。 お客様が見て「こいつすごいな、 なんちゅうバイタリティや!」と思ってもらえるように稽古をしてきましたので、 そこをぜひ見てください。

◆石橋徹郎
ビハインドストーリーの中には、 ハルトだけでなく、 ハルトの周りにいる人間の物語もたくさん絡んできます。 それによって、 ハルトというキャラクターがより人間味を増しているのではと思います。 人間の身体を通すことで伝わる熱、 生まれる感情があり、 ゲームの登場人物が間違いなく“ここに実在する”ことを僕らが伝えることで、 よりゲームを身近に感じてもらえる舞台にしたい。 見に来てくださる皆さんに、 それが少しでも伝わって、 一緒に劇場で楽しんでいただけることを願っています。

舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』

このほか会見では、 太田さんがかっこいいと思った「悠未さんのスマホの扱い方」をマイムで再現するなど、 緊張感を持って作りこむ中でも和やかだった稽古場の様子が語られました。 最後に、 太田さんは「非常に濃い稽古期間を過ごしてきたので、 本番でどうお客様の元に届くのか、 どう感じてもらえるか。 舞台は、 お客様に来ていただいて成立するものだと思っています。 毎公演、 来てくださるお客様に感謝しながら、 板の上で、 誠意を持ってがんばっていきたいと思います。 大阪の初日から東京の千秋楽まで、 キャスト一同がんばっていきます」と語りました。

ゲームの主人公、 記憶喪失の青年「ハルト」。 彼はなぜ、 孤島の収容施設に囚われているのか。 舞台は、 ゲーム本編のビハインドストーリーとなっており、 ゲーム本編でも描かれていない物語が展開します。

ゲームを彷彿とさせる冒頭シーンから、 物語の舞台は、 記憶を無くす前のハルトが務めていた大手製薬メーカー「シーハイブ」製薬へ。 ハルト役の太田さん、 ハルトの先輩研究員・久保田役の村上さんらが、 研究室の日常を細やかに表現。 研究員たちとのやりとりから、 記憶を無くす前のハルトの姿が浮かび上がります。

そこへ、 前島さんが演じる篠木という女性研究員が派遣されてくることで、 裏でうごめいていた思惑が、 徐々に明らかに……。 政治家・八木沼の目的は?ゲームにも登場する看守・狩谷(悠未さん)、 シーハイブ製薬の研究所所長・政木(石橋さん)の過去に、 何があったのか。 ゲームの世界観そのままに、 美しく繊細な「囚われのパルマ」の世界に血が通う瞬間を、 ぜひ劇場で。

舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』

<ストーリー>
閑静な場所にある大手製薬メーカー「シーハイブ製薬」の開発研究所。
そこで日々研究に勤しむ研究員、 ハルト。
研究所には先輩の久保田や郷田、 同僚の山辺、 後輩の島本など数名の研究員が働いているが、
ある日海外の製薬会社から女性研究員、 篠木が派遣されてくる。

新たなメンバーが加わった数日後、 研究所所長である政木から新薬プロジェクトを立ち上げることが発表されたが……。

ハルトの周辺に突然現れる謎の男をはじめ、
新薬プロジェクトをきっかけに、 ハルトを待ち受ける運命の歯車が、 少しずつ動き始める……。
ハルトが「あなた」に出会うまでを描いたビハインドストーリー。

舞台『囚われのパルマ ―失われた記憶―』

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