銀幕の果てに

春のつかこうへい復活祭VOL.2 「銀幕の果てに」

春のつかこうへい復活祭VOL.2
「銀幕の果てに」
作 つかこうへい

◎東京・紀伊國屋ホール 2019年4月24日(水)~29日(月・祝)
◎大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール 2019年5月8日(水)~9日(木)

提携:紀伊國屋書店(東京公演)
制作:つかこうへい事務所
企画・製作:アール・ユー・ピー

【銀幕の果てに】

「銀幕の果てに」は 1994 年に発表された、つかこうへいの長編小説である。
秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台にして、映画界の裏側を描きな がら繰り広げられる告発サスペンスの物語である。
伝説の女優「玲子」のまわりに起きた奇っ怪なエピソードや撮影所に隣接する原子力 発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎、荒唐無稽な設定と、どこから どこまでが撮影している映画の内容なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜 する…。
この小説は、1989 年に発表された戯曲「今日子」をベースに着想し、現実と虚構が行き交う「つか版マトリックス」とも言えるバーチャルな世界を描いたSFサスペン スの物語である。
果たして伝説の女優「玲子」は存在したのか?そして撮影中の映画「火の鳥」は完成するのか?

2019 年春のつかこうへい復活祭 VOL.2 として女優版のバックステージ秘話とも呼べるこの小説を戯曲化し、紀伊國屋ホールにて上演する。
幻の女優「玲子」を、昨年「LADY OUT LAW!」で鮮烈なテロリストを演じた矢島舞美 が、17 歳から 60 歳までの女優の人生を演じる。
玲子を追い、撮影所の謎を解く「村雨」に、「熱海殺人事件」の木村伝兵衛で3年連続紀伊國屋ホール主演を果たした味方良介。
玲子に虐げられ女優としての限界に悩む脇役女優「凉子」に、つかこうへい作品への参加は、昨年の「熱海殺人事件」に続き、二作目となる、木﨑ゆりあ。
謎の脚本家には、もはやお笑い芸人の枠を超え、演劇作品への出演のみならず、演出も手がけている、お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明。
劇中で全ての人物に光をあてていく照明家に、映画「怒り」で 2016 年度日本アカデミー新人賞に輝き、現在、日本テレビ連続ドラマ「3年A組」で活躍する佐久本宝。加えて、つか作品にはお馴染み、北区つかこうへい劇団出身、影マイクの貴公子、久保田創。
さらに、劇団4ドル50セントのリーダー、岡田帆乃佳が初のつか作品にチャレンジする。

そして、この壮大な作品を完成させようと目論む奇才の映画監督「牛沢」に、EXILE のエンターテイナー松本利夫 が挑む。
全面改定新作とも言える告発サスペンス物語「銀幕の果てに」にご期待ください。

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