ノートルダムの鐘

劇団四季 新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』

日本語台本と日本語訳詞を担当 高橋知伽江さん

『ノートルダムの鐘』劇団四季版の日本語台本と訳詞を手掛けるのは、高橋知伽江さん。
昨年日本初演を迎えたディズニーミュージカル『アラジン』で日本語訳詞を担当、その成果により本年、第23回読売演劇大賞で優秀スタッフ賞を受賞されました。『アラジン』に続き、2作連続で劇団四季新作に携わり、今作では訳詞に加え、日本語台本も手掛けられます。

高橋知伽江(たかはしちかえ)
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科を卒業。劇団四季、新神戸オリエンタル劇場での勤務を経て、フリーランスで演劇台本の執筆、翻訳、訳詞を手掛ける。2011年、英国作家ノエル・カワード作「秘密はうたう A Song at Twilight」「出番を待ちながら」の翻訳により、第4回小田島雄志・翻訳戯曲賞受賞。2013年4月より、水戸芸術館演劇部門芸術監督。日本劇作家協会会員。

四季在籍時には、本名の「高橋由美子」名義で、『クレイジー・フォー・ユー』(和田誠氏と共同訳詞、日本語台詞)、『アスペクツ オブ ラブ』(訳詞協力)や、ファミリーミュージカルの台本などを多数手掛けられました。

その後はフリーランスの立場で、数多くの舞台作品やテレビ/ラジオドラマの台本を担当。  またディズニー映像作品を手掛けることも多く、「魔法にかけられて」(2008年)、「プリンセスと魔法のキス」(2010年)、「塔の上のラプンツェル」(2011年)、「メリダとおそろしの森」(2012年)、「アナと雪の女王」(2014年)で日本語訳詞を担当。特に「アナと雪の女王」主題歌「Let It Go~ありのままで~」は大きな話題となりました。

言語の構造上、“英語”から“日本語”への訳詞では、原詞の意味の三分の一程度の情報量しか含めることができないといわれます。したがって日本語訳詞作成の最大のポイントは、「原詞のエッセンスを正確に掴み取り、その詞のイメージを大胆に“日本語”として再構築する」こと。現代の日本において、高橋さんはその第一人者であるといえるでしょう。

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