舞台『椿姫』

【コラボ企画】2.5news×テンカラット×fanicon 舞台『椿姫』原嶋元久インタビュー

2.5news×テンカラット×fanicon 舞台『椿姫』稽古場潜入レポート!

2018年11月15日(木)東京・シアターグリーンBASE THEATERにて、舞台『椿姫』が開幕する。フランスの劇作家デュマ・フィスが実体験をもとに書いた『椿姫』が原作である本舞台は、蜷川幸雄演出作品『グリークス』や白石加代子『百物語』シリーズなどを手掛けた笹部博司が脚本・演出を担当。

舞台『椿姫』

とある出来事をきっかけに出会った青年・アルマン(演:原嶋元久)と、高級娼婦・マルグリット(演:金井美樹)はやがて愛し合い、マルグリットは華やかな娼婦の世界から退き、ともに過ごすことを決める。だが、身分の違いによりアルマンの父から別れるよう言われ、マルグリットはアルマンのために身を引き、再び高級娼婦をはじめる。一方で、アルマンはマルグリットに捨てられたと思い込んでしまう。そうして時が経ち、マルグリットからアルマンのもとに“真実の愛”が隠された手紙が届く――といったストーリーだ。

舞台『椿姫』

本番を間近に控えるなか、都内にて行われている稽古場に2.5newsとfaniconスタッフが潜入! “コラボ企画”と称して、ファンコミュニティアプリ「fanicon」にて生配信やファンとの交流を深める俳優・原嶋元久さんに、今までの作品とはまたちがう役作りの工夫や、本公演への意気込みを語っていただいた。

――脚本・演出を手掛ける笹部博司さんの作品への出演は音楽劇『星の王子様』(2015)以来ですよね。ファンコミュニティアプリ「fanicon」内の生配信にて、役への想いをお話していましたが、とくに工夫していることはありますか?
「“相手といっしょに作る”ことを大切にしています。目の前にいる相手をみて、何も決めこまずに生まれるものを大切にしよう、と。笹部さんとご一緒するときは、『こうだ!』と作りこみすぎると、それが違和感につながってしまうことが多いんです」

舞台『椿姫』

――違和感につながってしまう……。作りこまず、その場で生まれるものが一番なのですね。
「はい。そうやって作っているので、100回やったら100回違うものになるんです。それが笹部さんの手掛ける演出のよさであり、深さ、そして難しさだと思います。なので、『ぼくは絶対こういう方角でいく』というものは、何も決めていないんです。もちろん、何も決めないことへの怖さはあるのですが……。それが、今回の役作りなので。

舞台『椿姫』

正直、役作りをすればするほど、“安心”はできます。ですが、今回はそんな自分を全部投げ出して、共演者の方々と目をみて、きちんと話して、最後まで向かっていこうと決めているんです。いまも、きょうの稽古がどのように終わるのか一切わかっていないのですが、それが笹部さんと作り上げる『椿姫』の面白さだというか」

――また新しい原嶋さんが観られる気がします。稽古中に心がけていることがあれば、教えてください。
「何があっても柔軟に対応できるよう意識しています。稽古場でも、セリフやお話は同じなのに、毎回まったく違うものが生まれますし……。対応力が求められていると感じます」

――ありがとうございます。原作『椿姫』は4人の翻訳者により日本語版が出ています。実際に読んでみて、翻訳によって役やお話への見方が変わる印象を受けたのですが、原嶋さんはどなたの訳で読まれたのですか?
「新庄嘉章さんです。ですが、原作の『椿姫』と笹部さんの手掛ける『椿姫』は、似ているようで似ていなかったりしていて。原作を読んだ方は『笹部さんはこの物語をこう演出するんだ』という違いも楽しめるのではないかと思います」

――原作を読むことで、また違った楽しみ方ができそうですね。それでは、最後に2.5news読者へのメッセージをお願いします。
「舞台『椿姫』は11月15日(木)シアターグリーンBASE THEATERにて幕を開けます。先ほども言いましたが、1度限りの公演が7回楽しめます。何度観ても新鮮な気持ちで楽しめる作品ですので、ぜひ劇場にお越しください。お待ちしております!」

舞台『椿姫』

舞台『椿姫』は、2018年11月15日(木)から18日(日)まで東京・シアターグリーンBASE THEATERにて上演。くわしくはカンフェティ(https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=48645&)にて。

また、後日公開の本公演レポート公開後、ファンコミュニティアプリ『fanicon』内で舞台『椿姫』の豪華プレゼントが当たるキャンペーンを実施予定。詳細は本公演レポートをチェック!

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