ミュージカル「ROMALE〜ロマを生き抜いた女カルメン〜」

【インタビュー】ミュージカル「ROMALE〜ロマを生き抜いた女カルメン〜」ドン・ホセ役、松下優也さんインタビュー

ミュージカル「ROMALE〜ロマを生き抜いた女カルメン〜」

「その役を演じている期間は、本当にそのつもりではないんですが、そっちに引っぱられがちになっていることが多いです」

--役柄のイメージについて。

松下:イメージ……人をあやめるという部分以外はよくあることなんで、まあ、こういうことはあるんじゃないかな?僕が持っているイメージはそうじゃなかった人がそうなってしまったっていう……そういうところが結構、大事かなと思うし、あとはジプシーの、人種の問題……僕の中では現時点ではイメージするものがないんですね。

--何か執着してたこととかは?

松下:思い当たることは……ホセに比べるとそんなに執着するものって……ちょっとすぐには出てこないですね。自分自身は歌うことと音楽のことに関しては譲れない部分、そこは執着してやってきたかな?

--趣味では?

松下:趣味……というか普段、ほぼ、ほぼ!黒が好きで、黒い服が好きで、黒が好き、黒つながりで、黒人文化、ブラックミュージックが好きです。服装も本当に黒い服、黒ばっか!今日もちょっと色あるズボン履いてきたら「珍しい」と(笑)。やっぱ、黒が好きなんです。ほぼ、黒です、黒は執着しているかも。黒に対して、だいぶ!だいぶ執着している(笑)お芝居では……その役を演じている期間は、本当にそのつもりではないんですが、そっちに引っぱられがちになっていることが多いです。自分では不器用だと思ってましてひとつのことに集中しちゃうと、他が手をつけられなかったり、とかそういう役柄、例えば、暗い役やってるとちょっと気持ち的に暗くなっていたりするっていうのは言われることはある。凄い暗い役をやったことがあって、親に会うと「大丈夫?」みたいに心配される(笑)、自然と集中しちゃうんで、テクニックではないです。実際にその気持ちになって素直になってやらないと、演じれなかったりする……なんとなく演じるっていうのは自分の中では気持ち悪いから、なんです。でも、どうしても集中しちゃうとそっちに引っぱられちゃう部分もあるんで。それも執着って言ったら執着っていう気がしますね。まだ、稽古をやっていないし、わかりませんが、どういう自分が引っぱりだされるか……言葉が荒々しい役とか、だったら普段そうなったりする、しているみたいです。思考が……たぶん、その役になっちゃったりするんじゃないですかね。『花より男子』の時に道明寺役をやらせて頂きまして、彼って結構、口が悪かったりするんで……そうすると、ちょっと荒々しくなっちゃうんですよ。たぶん思考が自然と移っちゃう。で、暗い役だとやっぱり暗くなっちゃう、暗い理由とか考えたりして、ずっと下向いて帰ったりしちゃう(笑)。これからどうなるんでしょう(笑)。だから、カーテンコールって一番、苦手なんですよ。役の格好のまんまなんだけど、自分に戻ってるし、どう居たらいいんだろう(笑)。その来てくれた人に感謝っていうのはわかるんですが、このステージ上では、この役やってるから、そこに松下優也はいないよ、と……カーテンコールってどうしていいか一番わからない(笑)。

--さっき迄暗かったのに……カーテンコールでは爽やかに(笑)。

松下:いつも、よくファンの人にはつっつかれているんですが、俺なりにどうしていいかわからない(笑)。でも、自分的は切り替えはしているんですよ。

--最後に締めのPRをお願いいたします。

松下:このお話を知っている方とか、いままで観ていた方とか、好きな方とか本当にたくさんいらっしゃると思うんです。そういう方もたくさん観に来られると思うので、そういう方々にとって作品の印象が変わったり、新たな発見があればいいなと思います。自分も精一杯、ホセとして、生きたいと思います。人種は違えども、しっかりリアルな部分が演じることが出来たら嬉しいですね。

ミュージカル「ROMALE〜ロマを生き抜いた女カルメン〜」

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※クレジット表記
ヘアメイク/Coomie(ビーサイド)
スタイリスト/鹿野巧真
衣裳協力/LAD MUSICIAN PADRONE

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